午前中に笹ヶ峰に登りました。その時に三傍示山にも登るか迷
ったのですが、やはり下山して午後は塩塚峰に登ることにしまし
た。
どんより曇っているけど山上まで車道があるから安心です。
昼が短いけど秋田口から往復5kmなら十分下山できます。
新宮インター近くから新瀬川沿いに上がります。車だから早い
です。最終の新瀬川バス停が登山口の秋田です。いくつか民家が
あってバス停近くにWCもありました。
13時半にスタート。1合目からです。最後の民家前で左に曲
がって川を渡ります。うす暗い植林です。石積があるから昔は棚
田です。標識を見て進むと滝がありました。2合目です。
夏なら涼しい景色です。今日は水が冷たく感じます。笹ヶ峰に
登ったあとだから体は温かいです。気持ちは今日1つ目の山だと
思って登っています。足に負担をかけないようにしなくては。
また川を渡って坂道を登っていきます。目の前が明るくなって
尾根道になります。東の景色が見えます。塩塚峰に続く林道が見
えています。作業のチェーンソーの音が響いてました。
滝から時間が経ちますが3合目がありました。轟と書いてあり
ます。続けて登ります。標高が上がって振り返ると南の方の山が
見えています。笹ヶ峰が見えているのかと思ったら三傍示山でし
た。登山時はしばらく勘違いしています。
4合目を通過。この季節は花がないです。うす暗い植林帯に入
るとまた川沿いになりました。この植林帯を抜けると明るい伐採
地です。切株に5合目の札がありました。
けっこう伐採されており広い範囲が望めます。山頂は見えてい
ません。車道も見えません。上の方で作業をしているようです。
ここですごいと思ったのが、石積がずっと続いていることです。
水の流れを見ながらゆっくりと歩いています。浮石があったら
バランスをとっています。近くに人が住んでいたのでしょう。
しっかりした石積が美しい景色になっています。日が当たる場所
だから春や夏に花が楽しめそうです。
6合目にベンチがありました。7合目には大きな岩があります。
この辺りの道から南西の景色が広く望めます。三傍示山や笹ヶ峰
が望めます。笹ヶ峰の奥にある高い山が橡尾山だと思います。
また植林に入って登ります。急坂ですが上ると標識がありまし
た。その横に車道があってすぐに合流します。すぐに8合目の板
がありますが、ガマン坂と書いてあります。
土道を登っています。とてもとても急です。みんな我慢して登
るということでしょう。下りは滑りそうです。雨や雪の時は危険
かもしれません。上りながら下山時の迂回路を考えていました。
息をめいっぱいきらして9合目に到着。右に進めば展望台があ
るはずですが、すぐ左の山頂をめざします。北側にはススキ原が
広がっています。穂が開ききって冬景色になっていました。
ゆるやかだけどまだ距離があります。ススキの丈が長いからな
かなか景色を眺められません。紫色のアザミがいくつか咲いてい
ました。今日は天気が悪いから虫がいないようです。
少し急な坂道になると展望がよくなります。すぐに山頂標識が
見えてきました。やっと到着です。1043mの塩塚峰です。
1時間半です。距離的にはもっと早く登れそうだったのですが、、、
展望を楽しもうと思います。愛媛と徳島の県境の山です。スス
キを刈ってある場所があって、そこからの展望がよいです。徳島
の山の向こうに香川の山があります。このあたりは県境が入りく
んでいます。
西の方に霧の高原があります。下に建物や道路が見えます。
山の上が開発されていました。この西の方には翠波山や赤星山が
見えてもよさそうなのですが、雲でよく見えませんでした。
南西の方が気になります。笹ヶ峰があるはずです。山が多いけ
ど、笠取峠や水無峠のアップダウンを考えたら、私が思っていた
のよりもひとつ奥の山のようです。高く尖った形の山が三傍示山
で左手前に剣ノ山が続いているようです。
雨が少し降ってきました。カッパを着てカサをさします。カサ
だと撮影しやすいです。下山したら着替えられますが、それでも
あまり濡れたくない季節。西の階段を下ることにしました。
霧の高原を散策したらいいのですが時間的にやめます。車道に
下りて荷物を整理してから下山開始します。少し遠回りですが、
ガマン坂を迂回します。途中で木の運搬作業をしていました。
大きな音です。注意して通りました。
8合目からまた山道に入ります。雨が止んでいるから助かりま
す。カサを片付けます。また景色の良い伐採地を下ります。
ここで長い木を上の車道に移送している様子を見ることができ
ました。5本くらいまとめて運んでいるから動きがおもしろいで
す。木が歩いているみたいでした。
5合目、4合目、3合目と下っていきます。下の雲と同じくら
いの高さになりましたが、特にキリはありません。2合目の滝に
向かいます。
暗いです。植林ですが谷はほんとに暗いです。足下に注意して
下ります。そして民家にでたら明るい空が広がっていました。
新瀬川バス停に下山しました。雨で濡れるのを覚悟していまし
たが、ほとんど濡れることなく登山きました。汗をかいていたか
らシャツを着替えます。霧の森交湯館に寄ったのですが休館日だ
ったので残念でした。
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