雲が多くてどんよりした空よりも青空が好きです。花粉が飛ぶ
し黄砂が多い季節です。晴れても景色がかすんで見えます。
天気予報とにらめっこして気持ちのよい日を選びます。14日
は高気圧で広く晴れそうです。昼からでていきましたが、雲がだ
んだん遠のいていきました。
瀬戸内海からまわりの山々を撮影しようと思っていました。
ホームページに海から眺めた山の写真を載せるためです。似島に
行くことにしました。
2月で空気は冷たいのですが、動いていると温かいです。14
時のフェリーに乗りました。20分で着きます。みんな船室にい
ますが、デッキで景色を眺めていました。
東は雲がいくらかあります。帰る時にはなくなりそうです。西
は雲がなくて明るいです。黄砂などでいくらかかすんでいますが、
山の稜線などは見えました。
似島の安芸小富士が日に当たってきれいに見えます。上陸して
すぐに西海岸を歩いて南に向かいました。
海がきらめいています。宮島がよく見えます。太陽があるから
まぶしいです。振り返って眺めた安芸小富士が順光できれいです。
西の山々も見えています。大野権現山、野貝原山、極楽寺山、
さらに北の方に目を移していくと、東郷山、窓ケ山、鈴ヶ峰、向
山、大茶臼山、丸山、宗箇山、火山、武田山と続いています。
それぞれの山からも瀬戸内海が望めるし、この似島がよい目印
になっています。おもしろいですね。砂浜が見えました。
一度海岸から離れて、車道を少し上がります。民家と畑が少し
あります。このピークからまた下りますが、江田島や西能美島が
見えてきます。左の山の斜面を見上げると、下高山山頂の白い藤
棚が見えていました。
海岸で海を眺めます。カキ筏があります。南西方向の地獄鼻に
向かいます。山が造成されています。採石しているところがある
ようです。
地理院の地図を見て山道に入って行きました。目印のビニール
が少しだけあります。標高79mのピークからの景色を見ようと
思って進みましたが、道が悪くなりました。
ビニールがありますが進むのをやめます。南の海岸への道は私
有地なので立入禁止になっていました。あとは70mピークの小
山への道です。登ってみましょう。
イバラが少しあります。広い踏み跡が残っているところもあり
ます。今はシダが増えています。それでもピークにたどりつきま
したが、展望はありませんでした。表示もありません。
遠くから見たら小山が3つ見えますが、そのまんなかのところ
にいます。引き返します。2つ下の分岐で松が多いなだらかな広
場跡に向かっていきました。
鉄柱があるからなにかに使っていたところでしょう。草木が展
望の邪魔をします。なんとか安芸小富士の写真を撮影しました。
海が写ってきれいです。下高山も見えました。
舗装路に戻って、見えていた展望場に向かいます。採石場への
入口近くにあります。草木が伸びて荒れていますが、中に入れま
した。展望は伸びた木が邪魔しますが、見えるところもあります。
むしろ採石場入口の海岸からの景色が広く見えてよいかもしれ
ません。宮島が見えます。大野権現山も見えます。太陽が沈む方
向だから、夕暮れ時はかなり美しいことと思います。
展望場の岸壁も趣があります。地蔵鼻の方を眺めますが、海辺
には道はありません。小山が3つ見えますがまんなかにいたこと
になります。
16時過ぎているので港に向かいます。同じ道です。ねこがい
ました。似島はねこがいる島です。警戒して近づいてきませんが、
ねこの写真を撮りながら歩きました。
港に近づいたら堤防の上から安芸小富士を眺めます。やはり明
るくてきれいです。時間があるから路地に入ってねこを探します。
全部で6匹見つけました。みんなのんびりしていました。
このあと荒神社に参拝し、境内から町を眺めます。屋根がたく
さん並んでいます。汽笛が聞こえました。フェリーが見えます。
港に移動して17時の便に乗りました。少しずつ空がオレンジ
色っぽくなっていきます。しかし20分の間に沈みそうにありま
せん。広島港に着いてから宇品島に移動して夕暮れを眺めました。
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