今回は山登りではなくて町歩きを楽しみに出かけました。福山
の鞆です。18キップを使って日帰りします。3回目の鞆の町で
すが、まだ見ていないところが多いです。
12時前にバスで鞆の浦に着きました。祭日です。曇り空。浜
辺の町だけあって、魚やかまぼこを販売しています。海岸からい
ったん路地に入りました。坂本龍馬が滞在した家があります。
お土産屋を見ながら歩くのでゆっくりペース。きれいな石畳の
道です。道案内が多いです。めざすは福禅寺。ちょうどお昼時間
なのですいています。朝鮮通信使が「日東第一形勝」と称賛した
景色が望める対潮楼に上がります。
客殿だけあって立派です。菊の紋章が入った展示物もあります。
楼の木枠の向こうに、弁天島、仙酔島、皇后島が望めます。ほん
とに美しい景色です。
日の出の時がさらに美しいそうです。季節ごとの日の出写真が
展示されていました。渡船場が近いけどあとで仙酔島に渡ります。
福禅寺のお堂に入ります。ここは撮影禁止。観音様が奉られて
います。独鈷がついたひもで観音様とつながることができます。
堂の柱に歴史を感じます。鞆の町を見守ってこられたんですね。
鞆港にでてお昼ごはんにします。雨がぱらついたので心配です。
予報は晴れだから早く回復してと祈ります。食後は近くの常夜燈
に向かいます。古い町並みが楽しい路地です。太田家住宅などが
あります。
漁港近くのいろは丸展示館を見学。沈没したいろは丸の様子が
復元されています。石炭を積んでいたそうです。建物も昔からの
もので梁が見事。2階に竜馬の隠れ部屋が再現されていました。
展示館をでたら空が晴れています。もう降らないでしょう。雁
木を下りて常夜燈を撮影します。日が当たった明るい景色がよい
です。ここから医王寺や港を眺めました。
保命酒のお店などを見て渡船場に到着。平成いろは丸に乗って
仙酔島に向かいます。近いけど船旅。鳥居やお堂がある弁天島に
は上陸できません。晴れて明るい西側斜面。あたたかい景色です。
14時18分。仙酔島に上陸。私は4年前に大弥山に登りまし
た。今回は海岸を歩きます。パワーが宿っている島です。国民宿
舎前の浜辺に足跡をつけます。皇后島が近くに見えます。
遊歩道に入ります。整備されていて橋や手すりもあります。浸
食された崖を見ますが険しい岩肌です。大きくくぼんでいるとこ
ろもあります。断層も目で見てわかります。説明を読むとはるか
大昔からの息吹を感じました。
赤い岩があります。赤岩だそうです。この先に建物があります。
塩を作っているようです。南側に下加美島があります。潮が引い
ているから歩いて渡れます。島まで行きました。ゴツゴツした岩
場です。
遊歩道が途切れたので砂浜を歩きます。山に祠がありました。
信仰の場所のようです。展望台が見えています。遊歩道に入って
上にあがっていきました。そんなにきつくありません。
近くに竹林があります。鳥ノ口岬の上の展望場です。東屋があ
ります。南に瀬戸内海が広がっています。遠くが白くかすんでい
て島が見えにくいです。視界の良い日は四国が見えるでしょうね。
南東に走島が見えています。いつか行ってみます。
仙酔島の海岸がきれいです。下加美島も見えます。弁天島の向
こうが鞆です。朝日を浴びた弁天島を眺めると美しいでしょう。
太陽は南西方向。夕日鑑賞もよさそうです。
田島の高山の方に沈みそうな感じです。
展望場の草木は上をカットした跡があります。それでもまだ木
が高いです。もう1mくらい上から眺めてみたいです。同じ道を
戻ります。クチナシの実が赤くなっていました。
少しずつ景色がオレンジ色っぽくなっています。夕暮れ時に近
づいています。岩の色も見え方が変わります。まだまだ人がやっ
てきます。西日が当たるから明るい時間が長いです。
青空が増えています。夕日を眺めたいけど帰りの時間があるの
で船に乗ります。16時半になりました。鞆港で夕日を見ながら
バスを待ちます。ねこが3匹いました。鞆の町は短時間ではまわ
れないですね。
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