休山と聞くと、休日に行きたくなりますね。心身ともにやすまる響きがあります。この山は、広島県の呉にあります。瀬戸内海が眺められる位置で、とても楽しそうです。地図を見ると山頂まで車道がありました。山道を探して歩きたいと思い、阿賀駅から登ることにしました。
天気がよい春の日です。温かいイメージです。8時にスタートしました。最初は住宅地を上がります。道案内がないから、地図で方向確認しました。山道へと入っていきます。寺屋敷跡は、石垣などが残っていました。お地蔵様も奉られています。車道に合流すると、そのままたどっても山頂に行けます。
山道を探しながら歩きます。木が育っているから、あまり展望がありません。呉駅方面への山道もいくつかありました。電波塔横の山道に入ります。ここから、呉港や阿賀町の景色が見れます。灰ヶ峰や野呂山もはっきり見えました。電波塔でわかります。瀬戸内海は船が往来するから、それらを眺めるのもおもしろいです。
井戸の跡や司令部跡も見ました。今は水道がきています。蛇口がありましたよ。最後は車道を歩いて、山上の駐車場に着きました。広いけど、車がいませんでした。ピークには電波塔があります。休山の石標は駐車場の近くにありました。ここはあまり、展望がよくありませんでした。
最高所に行くと、横に休憩用の東屋があります。その南側が展望場になっています。瀬戸内海が広がっています。遠くは白くかすんでいました。南東には、野呂山が見えています。南西には、情島や倉橋島が見えます。登ったことのある、倉敷島の火山は懐かしいです。
日ざしに当たって眺めるのがいいですね。その他の方向は木で見えませんでした。ただ木の間から少し見えています。呉港の方を眺めて、大和ミュージアムや展示潜水艦をズームして眺めることができました。子どものころに、一度きているはずなのに、何も覚えていませんでした。
音戸へと縦走します。標識があったので、安心して進みました。音戸の瀬戸まで6.5kmあります。山道がはっきりと区別できます。下っていき、車道を横切ります。さらに三津峰山へと進みました。展望はよくありません。振り返ると、休山の電波塔が見える場所がいくつかありました。
10時に、また車道にでました。ここに高天原神社があります。お参りに寄りました。その先また山道に入ります。梅が植えられており、ピンクや白の花が咲いていました。アセビの花もいくつか開いていました。縦走路から少し外れて、日佐護山山頂に立ち寄りました。ここは展望がありませんでした。
一度下ってまた登ります。テーブルやイスが見えてきました。昔は展望場だったのでしょう。今は草木が伸びていました。そのまま進んで、10時半には三津峰山山頂381mに着きました。ここも展望悪いです。もう少し西に行ったら、東屋と展望場がありました。呉の潜水艦桟橋もよく見えました。ズームで自衛隊の艦船が見えます。今では外観は、国家機密ではないようですね。
今度は下っていきます。倉橋島や情島がよく見えますよ。こんなところに、仏舎利塔らしきものがありました。公園になっています。その先からまた車道歩きです。分岐では左に向かい、高鳥台の音戸瀬戸公園に入りました。広い公園です。ここには、平清盛公の像があり、音戸の瀬戸を眺めています。赤い音戸大橋が見えました。きれいな瀬戸です。
いくつか展望場を覗きます。そして、日招き岩に立ちました。音戸の工事の時、早く完成させるために、清盛公が沈んだ太陽を呼び戻したとされる場所です。その時になにか明るい現象でもあったのでしょうね。眼下に見える集落へと下っていきました。道がややこしくなりますが、西へと下ります。
第二音戸大橋の工事現場を歩きます。今ではこんな大掛かりな工事ができますね。開通が待ち遠しいです。北の方向に呉の工場が見えています。神社に参拝して、海岸沿いの車道に下りました。ここからは知っている道です。音戸渡船に乗って対岸に渡りました。清盛塚を見物して、バスで呉駅に移動しました。
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