天杉山は島根広島県境の山です。昨年12月にチャレンジしま
したが、冬の初冠雪の日です。普通に歩いて登りましたが、最初
の急な道で体力を使ってしまいました。何回も滑っています。
高岳分岐まで行きましたが、そこで断念して引き返しました。
さて天杉山とはどんな山なのでしょうか。雪がない道がどのよ
うなものか気になります。またチャレンジしましたが、考えが
「あますぎ」でした。「きびしすぎ」と思った方がよさそうです。
暑い夏の日です。梅雨も明けて熱帯夜が続いています。9時に
奥匹見の駐車場に着きました。誰もいません。今回はふたりで登
ります。
熊対策として、声をだしたり、スズを鳴らしたり、ラジオをつ
けたりとにぎやかにしました。準備してスタートします。荷物は
軽めで、水は2リットル持っています。
最初は植林されたばかりの斜面です。ぐいぐい登って振り返る
と、きれいな春日山が見えました。いつか登る山です。まだ少し
曇っていたので、そんなに暑くない時間でした。雪はないけど、
やはり急だと感じます。土が乾いているので助かりました。
樹林帯に入って歩きます。見覚えのある道です。急坂ですが、
ほんとにロープが欲しくなります。斜めに歩く必要はなくて、休
みながら上に進みます。
日本海側に強風注意報がでているだけあって、樹林帯の中でも
風が入ってくるので涼しかったです。
休憩の時に氷水を飲みます。水分補給が必要です。大きな木が
見えてきました。もうすぐ最初のピークです。ここまできたら少
し気が楽になりました。
ブナの木が増えてきます。雪の時はササが埋もれていましたが、
今はササで道が隠れていました。道がわかるから不便ではないの
ですが、、、
分岐に向かって下っていきます。あっ何かいる。ビデオ撮影し
ていましたが、気づいて跳ねました。マムシです。水もエサもな
さそうなとこでしたが、注意不足でした。追い払って下ります。
懐かしい高岳分岐です。登山口から約2km。1時間半かかっ
ていません。残り3kmです。案内板があるので方向がよくわか
ります。
天杉山への道は、そのまま島根広島最高峰の恐羅漢山への道で
もあります。地図を見ると、すでに県境にいます。山の奥といっ
た感じです。
目的の天杉山めざして進みます。これからアップダウンの繰り
返しになっていきます。谷に水が流れているところがあります。
飲めるような状態ではありませんでした。
さきほどのような急坂ではないから、景色を楽しみながら歩い
ています。分岐に近いところは、立派なアカマツが多いです。
太くて高いのを見ると感動します。大きなブナの木もありました。
ブナがあると道が明るいです。
たまに鳥が鳴きます。あまり声を聞かないのは数が少ないので
しょうか。セミもたまに鳴きました。雪の冬と違って新緑色の葉
っぱのある山道です。7月下旬でも新緑色でした。新鮮な気持ち
になります。
たまに休憩しています。いつもより多いです。熊に注意してい
ます。ササが多いですが、道はわかります。なにか案内板が欲し
いところです。最初の急坂で頑張ったせいか、足が疲れてきてい
ます。夏の暑さを感じているのかもしれません。
花がない山だったのですが、山のアジサイやホトトギスが咲い
ていました。樹林帯ですが咲いています。きれいなのがあると楽
しいですね。
野田原ノ頭に向かっていますが、ササがジャマをします。かき
わけるように歩きました。道を間違えないようによく確認しなく
てはなりません。
私は半そでシャツでしたが、この時点で長そでを着用すべきで
した。油断してそのままだったので、腕に小さなスリキズがたく
さんできました。2日くらいかゆかったです。
標識がないまま大きく下ります。野田原ノ頭だったのでしょう。
木の間から向こうに高い山が見えています。あれが山頂のはずで
す。水が流れている小川を越えて、鞍部からまた登ります。大き
なアブがたまにまとわりつきます。
大きな木を見ながら登っています。それにしてもササが伸びて
います。人が歩いているのか不思議に思います。蜘蛛の巣はあり
ませんでした。
あっ、あれはなんだぁ。大きな杉の木がありました。やはり杉
の大木もあるんですね。ご神木みたいな感じです。ここからもう
すぐです。山道も日が入るので明るくなりました。青空も見えて
います。
12時半すぎましたが計画通りです。天杉山山頂に登頂。
標高1174mです。草に隠れていますが三角点がありました。
山頂は小広場で、オカトラノオやアザミの花が咲いています。
花畑です。チョウチョやハチが飛んでいました。
さて展望ですが、木があるので遠くが見えません。展望台があ
れば360度見えそうなところなのに残念。木陰で昼食にしまし
た。喉が渇くので水をたくさん飲みます。誰にもあわないまま下
山開始しました。同じ道です。
下っていくと中の甲林道への道案内を見つけました。ピンクリ
ボンが続いていますが、ササが多いです。野田原ノ頭まで登りな
おすと気が楽です。それでもこのあとまだかというくらいアップ
ダウンがあります。逃げていくシマヘビを見かけました。
休んでばかりいては戻れないから頑張って歩きます。分岐に着
きました。ここから最初のピークまではなだらかに登ります。
マムシ注意です。ピークから今度は急坂下りです。加速しないよ
うに踏ん張って歩きました。時間をかけてくだるしかないです。
展望のある斜面まで戻りました。朝と違って日がカンカンに照
り付けています。焼けそうです。山々を眺めながら駐車場に戻り
ました。
標高が下がったので気温が高くなりました。服を着替えて帰り
ます。案外涼しい季節の方が歩きやすいかもしれませんね。
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