三津浜港の近くに泊まっていました。早朝のフェリー「なかじ
ま」で中島の大浦港に移動します。天気がよさそうだけど空気が
冷たいです。朝は手袋必要でした。7時前に出港。
高速船と違って景色が広く見えるのがうれしいです。窓ではな
いからスッキリしています。ちょうど日が昇りました。朝日を拝
める船旅は最高。中島への船旅は別にまとめることにします。
8時過ぎに大浦港に入港。よく晴れていますが、白っぽい景色。
春がすみになるのでしょうか。近くはなんとか色が見えています。
睦月島や野忽那島と違って下船する人が多いです。
港の待合室で少し準備。ミカンを売っているのが気になります。
帰りにあれば買いたいです。中島にバスが運行していました。
人が多く住んでいるようです。北側に城跡の泰の山が見えていま
す。上の方に車道が見えます。楽に山登りできる島なのかも。
8時半、学校前を通って町から離れます。ミカンやレモンの畑
が広がっています。きれいな車道、あまり車が通りません。バス
路線です。道にころがったミカンを片付けていました。
日が当たるから日焼け止めを塗ります。あまり太陽を見ないよ
うにしなくては。地図と道を比べています。予定よりも早く辻堂
トンネル手前に着きました。上への道がふたつあるのでトンネル
に近い方を選択。
畑への道でした。トンネル入口の上を通ります。そのままきれ
いなセメント道を進んだら、海がよく見えました。大浦港も見え
ています。大里山が終わったら泰の山に登りたいのですが、、、
地図の道に合わないけど、セメント道を進んだらミカン畑へ。
山道がイバラなどで荒れています。怪しいのでトンネルの上まで
戻りました。もしかして中島は島山に入る人が少ないのかな?
案内がありません。
トンネル入口の上に山道を見つけました。畑の横を通る道です
が、地図の谷沿いの道とほぼ一致。電柱も2本見えたのですが、
そのあたりはイバラなどで荒れています。なんとか山道を見つけ
て進みましたが倒木でややこしそうです。
稜線まで標高差40mないでしょう。斜面の自然林の方が下草
がなくて歩けそうです。うすい踏跡をたどりました。この時から
お薦めできるコースではないと感じています。別によいルートが
あったのかな。
稜線にでました。すぐに目についたのが、海の向こうに怒和島
が見えたことです。そして眼下の町に港があるので西中港だとわ
かりました。下山して、そこからフェリーに乗る計画です。
きれいな山道があると予想していたのに荒れていました。設備
跡やミカンのレールが上まできています。なのに荒れているとは
人が来なくなったのでしょうか。藪を避けるようにうすい踏跡が
ありました。
動物除けの電線で囲われたミカン畑があります。ここも展望が
あります。道がよくなるのかと思いましたが、すぐに自然林の稜
線に戻りました。それでもレールを何度か見かけます。
隙間を探して歩いていますが、木の枝やイバラにひっかかりま
す。それでもまだマシです。なんか掘り返したようなところにで
ました。イノシシが来るのでしょうか。ここから睦月島や大浦港
が見えました。かすみがかった景色です。
高い木がありますが、ピークを目指して南に進んでいます。
アップダウンなのでいくつか峰のピークを通ります。文字や杭が
ありません。大里山でなく泰の山に行けばよかったなぁと考えた
りしています。
最後の峰のピークについて三角点探し。境界杭のようなものが
ありました。ここも違うのだろうか。高い木が多くて展望悪いで
す。樹間から港の方が少し見えます。前山だったようです。
西の方にここより高そうな山があります。時間がかかっている
けどまだ昼前。引き返さずにチャレンジしなくては、、、
少し下ったら稜線がササ藪になっていました。イバラとツルが混
じっています。
左右に回り込めないか探しましたが難しそう。藪を踏むように
突入しました。どつぼにはまった感じです。ケガしないようにゆ
っくりイバラをどかします。手袋を二重にしました。30m先に
また樹林帯があるからあそこまで、、、
なんとか抜けました。そして下草がない道。安心しましたが、
しばらく進んでまた藪。こちらも回り込めないから中央突破。
20mくらい頑張ってなんとか抜けました。
ピークについたようですが何もなし。南に下る道があるように
見えます。西に高い木があるから行ってみます。こちらのピーク
も下草や藪があります。まわりこんでピークを散策。ありました。
三角点を見つけました。296mの大里山です。
展望がありません。上に青空が見えています。少し休憩します。
近くにも展望場がありません。樹間から大浦港が見えていた前山
が邪魔するから見えないようです。つまり大浦港に入るフェリー
からは山頂がみえないようです。
こちらにも南西に下る尾根道があるようです。やはり目印があ
りません。地図によると少し下ったら車道があるはずですが、、、
西中港に近道になる北西への尾根道を進むことにします。
下草がないからうまく下れています。踏跡が見えています。
藪がありませんように。たまに杉の木がありました。植林されて
いるのでしょう。レールを見つけました。近くにミカン畑があり
ます。荒れて生産していないようです。
尾根沿いは木が邪魔するから段々畑の端を下ります。きれいな
石積が続きます。下に作業小屋が見えます。車道があるようです。
地図に載っていた道です。
小屋が荒れていました。舗装された車道なので安心して下りま
す。こちらから大里山に登るなら山道を管理しやすそうです。
倒木が道をふさいでいるから車が入ってきません。荒れた小屋
がまだあります。西中港が見えるところがあります。フェリーが
停泊中。下ると溜池がありました。そして生産している集落近く
のミカン畑に下りてきました。レモンもきれいにできています。
道に日が当たっています。オオイヌノフグリやナノハナが咲い
て春を感じます。お昼、静かな集落を通って海岸にでました。
先に海を眺めます。
砂浜がある海岸。水が透き通っています。港が近くに見えてい
ます。海の向こうがかすんでいます。うっすらと怒和島が見えま
す。波音を聞いていると癒されます。吉木集会所前を通って港に
向かいます。黒猫がいました。
港前の公園で休みます。暑いから東屋に入りました。パンを食
べます。出港まで1時間あるのですが泰の山は無理です。荷物を
整理してから港周りを散策することにしました。
堤防から大里山を眺めます。一番高いところが山頂のはずです。
展望台でもあればわかりやすいのだけど、、、これから日が西に
傾いたら、山の斜面が順光になって明るくきれいに見えるように
なるでしょう。
船便を変えてもっと中島を散策することもできたのですが、今
回は津和地島も見ておきたかったのです。フェリーの船旅も楽し
みたいので。
まだまだ見どころいっぱいの中島、また遊びに行こうと思って
います。海水浴のシーズンもよさそうです。今回は虫がいない季
節でよかったです。
フェリーに乗り込みます。西中港から離れていくと泰の山の頭
が見えてきました。そして中島全体が見えます。この日は遠くな
るほどうすくなって見える天気の日でした。
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