四国中央の山に登ります。殿さまが参勤交代の時に通った土佐
北街道を歩いて笹ヶ峰をねらいます。石畳があるから楽しみです。
愛媛高知県境に立てるのも魅力です。
川之江駅近くから移動しています。新宮インターの近くで地図
を確認。総野橋を8時すぎにスタート。天気がどんよりして展望
が悪そうです。木陰の石畳は気にせずに楽しめそうです。
下り付集落の先に山道の入口があります。すぐに石畳を歩くよ
うになります。周囲に石積が残っており、田んぼだったのが植林
になったとわかります。
うす暗いです。道が荒れているところがあって滝の手前の川原
の石の上を歩きます。そしてまた植林を上がっていきます。
山頂との標高差が800m近くあります。さらにアップダウン
になるから体力が必要です。沢沿いから斜面をジグザグと登って
いきます。
石積がなくなって高度を上げていきます。土道のところもある
し、石畳もあります。落ち葉に隠れているところもありました。
だんだん急になっていきます。夏だったらかなり暑いでしょう。
今でも汗をかきます。タオルがすぐに濡れました。腹包丁を通り
ます。昔の人も苦労して歩いていたようです。ゆっくりと上がっ
ていきます。
明るい尾根が見えてきました。植林から抜けて自然林です。
すぐに樫の休場。私は鰹の休場と思って、土佐の商人が鰹を置い
て休憩していたのを想像していました。今は茶店の面影がありま
せん。樹間から交湯館や高速道が見えました。
広い道を登ります。太い松の木が美しい景色です。枯れた松の
葉も落ちています。徒武を通過します。860m峰の西側を巻い
て一度下ります。あまり下りたくないです。途中で斜面を補強し
た山道を通りました。
樹間から南東を眺めます。白い雲海の上に山が見えています。
三傍示山だと思います。雲の上になって遠くの景色が見えるとは
うれしいです。白いキリの世界ではありませんでした。
笠取峠を通過します。峠というイメージではありません。下り
道の途中です。このあたりにも茶店があったのではないでしょう
か。少し下に分岐があります。また植林帯になっています。そし
て鞍部の道を通って再び登っていきます。
ここらもきれいな石畳があります。ひらべったい石が多い山な
んでしょうね。コケが付いているのと、付いていない白っぽいの
と、どうして2タイプあるのか不思議に思います。
滑ると危ないから誰かみがいてくれたのでしょうか。雨の時の
胞子の流れ易さの違いでしょうか。疑問に思いながら石を眺めま
した。コケで滑らないように注意します。
きれいな植林です。平べったいところです。しかも広いです。
水無峠を通過します。儀式に使ったのか割れた杯がおいてありま
した。昔は茶屋があったけど水がないから運んでいたそうです。
右手側の樹間に翠波峰が見えています。邪魔されずに見られる
展望場が欲しいです。くねくねと七曲りを登りますが急です。
息を切らしながら登るとベンチが置いてありました。
着いたのかなと思います。すぐ先が峰のピークでリボンがいく
つかあります。まだ山頂ではなくて、もう一度下って登ることに
なります。
道が狭いところがあります。目印が続いていますが、草木が左
右からはみ出してきたといったところです。もう少し進むと、左
側の木が少なくなります。ここが唯一の展望ポイントだそうです。
伸びている木がありますが、北東の景色が広く見えます。白い
雲海が広がっています。雲の下の人は山が見えていないでしょう。
塩塚峰が見えるのがうれしいです。あとで登ろうと思っています。
山頂の様子をズームで確認したかったけど、そこまで視界がよ
くなかったです。晴れてスッキリしていたら美しいでしょうね。
今回は雲海が美しい景色を見せてくれました。
また登ります。石積の上にお地蔵様が安置されています。杖立
地蔵です。街道の割には石仏がないと思います。ゆるやかに進む
とピークが見えてきました。愛媛高知の県境です。南側は、いの
町です。総野橋から2時間半かかっていません。
いの町側に笹ヶ峰の説明板と歌碑があります。その少し上が笹
ヶ峰山頂です。1016mです。残念ながら展望が得られません。
南西に山道があるから橡尾山に縦走できそうな感じがします。
南側に高知県の山がありますが、こちらも雲海の上に山の頭が
見えています。街道を下ってみたくなります。スマホを見ながら
休憩します。1分くらい雨がぱらつきました。少し体が冷えます。
道の東に札がかかっています。三傍示山の登山口と書いてあり
ました。途中に愛媛高知徳島の県境があります。そこに立ってみ
たいと一応地図を持ってきています。
少し歩いてみました。ササがあるけど目印が続いていそうです。
今回は塩塚峰を優先し、いつかチャレンジしたいと思います。
雨も心配です。水もあと500cc不足しそうです。
山頂に30分いました。下山します。同じコースなので状況が
よくわかります。展望場でもう一度雲海を眺めます。七曲りを下
って、水無峠をゆったりと歩きます。鞍部まで下ってまた登りま
す。
笠取峠を越えて、道のピークの徒武から下ります。樫の休場で
12時になりました。休憩してパンを食べます。関空への飛行機
が多いのかよく飛んでいます。その風圧のせいか葉っぱがたくさ
ん散る時がありました。
また急な腹包丁を下っていきます。うす暗いから寂しいです。
石畳よりも横の土の上を歩くことが多いです。一度濡れた落ち葉
を踏んで滑りました。手をつく程度です。ケガしないようにブレ
ーキをかけながらしっかりと歩きました。
水の音が聞こえてきたらもうすぐです。沢沿いを下って石積を
見て滝まで戻りました。雨が降らなかったのが幸いです。下り付
の集落を通って総野橋に戻ったのは、13時前です。下山は2時
間かかっていません。
疲れもありますが、このあと塩塚峰に登ります。
|