JRで大阪に行く途中に吉永駅で下車しました。7時20分の
バスで八塔寺終点まで行くと7時50分に着いて、9時13分の
バスまで1時間23分あります。
八塔寺山の標高差は150mくらい。距離は周遊して3kmち
ょっとなので登って下りられると判断したのです。短時間ですが、
いやされる景色を堪能する楽しい山行でした。
前日から寒波が来て寒さが続いています。バスで標高400m
ある「ふるさと村」まで行きましたが、草に霜が降りていました。
天気は晴れて青空です。空気が冷たくても日が当たってわくわく
しています。
バスの中からいくつかの茅葺きの家を見ていましたが、下車し
た高原にもたくさんありました。日が当たった民家が温かい感じ
で素敵です。すでに登山口のある高顕寺や八塔寺が見えています。
目的は登頂だから急いで登りましょう。稲刈りが終わっている
田んぼの景色は初冬のものです。高顕寺の白壁が明るく感じます。
天台宗のお寺です。まずはこちらに参拝しました。
そして次に真言宗の八塔寺に参拝します。八塔寺のお堂は小さ
いです。ここからまわりの田んぼがよく見えました。三重塔跡の
奥に山道が見えます。日吉神社とつながっているようなので、下
山時に歩けそうです。荷物を少しお堂の横に置かせてらいました。
登山口の案内を見て山道に入ります。ゆっくり歩いて20分と
は楽なもんです。植林帯に入るとお地蔵様がありました。番号が
ついています。山の中に88体あるようです。
山頂まで550mの案内板がありました。距離が短いですね。
分岐で6番7番のお地蔵様の方に行ったら道がなくなりました。
少し戻ってもうひとつの道に進みます。
お地蔵様が続くので、挨拶しながら歩いています。階段になっ
ている道があって歩きやすいです。なかなか展望がありません。
木が邪魔します。
なんか見えてきました。東屋です。ガイドに載っている展望所
のようです。さっそく眺めることにしました。西側にサーキット
場が見えます。静かでした。
南側に山が見えます。海は南東側に播磨灘が光っていました。
ズームしたらよくわかります。木が伸びているので視界が狭くな
っています。
また進むとすぐに視界が開けました。行者堂があります。ここ
からは南東から南、南西の展望が開けています。大きな建物は見
えませんが、瀬戸内海との間の山々が望めます。
南東方向は朝日でまぶしいです。ふるさと村の建物がふもとに
見えました。バスから下車した辺りは峰が邪魔して見えません。
行者堂のあるところは分岐点です。山頂まで往復してきます。
もうゆるやかな道で、落ち葉を踏んでいくとピークが見えてきま
した。三角点もあります。八塔寺山山頂です。標高は539m。
木が邪魔して展望はありません。木の間からサーキット場が確
認できました。やはり戻って行者堂から景色を楽しみます。朝日
を拝むのにもよさそうなところです。
東側に下ります。100mもしないうちに広い車道と合流しま
す。山の中に道があればすぐに下山できますが、車道を下ったの
で一度北東側に回り込みます。早いペースで歩けました。
いくつか分岐があります。お地蔵様もあります。皇屋敷跡を通
過しました。池が見えてきます。大きなため池ですが、風がない
から水面に木が映っています。冬は凍るでしょう。
このまま下るとバス停近くの資料館がありますが、鳥居をくぐ
って日吉神社に参拝します。そのまま山道を歩いて八塔寺に戻り
ました。
予想より早く下山できました。汗をかいたのでシャツを着替え
ます。荷物をまとめて、水車小屋など茅葺きの家を見に行きまし
た。寒いせいか誰も外にいません。とても静かです。
登山時よりも日が高くなって田んぼが明るくなっています。
八塔寺の景色を楽しみながらバスを待ちました。吉永駅までは
30分のバスの旅です。全部見れなかったので、今度はゆっくり
見に行こうと思いました。
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