今年もあとわずか。もう少し愛媛県の山に登りたいと思ってで
かけました。笠松山に登ったあとに移動して、新居浜市森林公園
の「ゆらぎの森」に泊まっていました。
「ゆらぎの森」は朝食付で4900円とお得です。お風呂の湯
質が木のぬくもりでした。周辺には西赤石山、東赤石山、平家平、
二ツ岳などの登山口があって便利です。
宿からエビラ山や二ツ岳がよく見えます。今回は二ツ岳にも登
りたいです。そこで最初に四国中央市のハネズル山に登って、そ
のまま二ツ岳を往復する計画にしました。
登山口のある寺野まで少し車で移動します。水のやかたがある
湖畔広場です。八幡神社にお参りしてから山道に入ります。8時
前にスタートできました。
茶畑から植林に入ります。まだ日が低いからうす暗い植林の中
です。ジグザグに急坂を登っていきます。しばらくして、短時間
の山登りに使っている安全靴のままだと気づきました。
履き替えるのを忘れました。そのまま歩きます。下山時に少し
足のツメが痛くなったのと、指に小さなマメができました。
標高が上がると、植林の木が少し減ったのか道が明るくなりま
す。日がさし込む時もありますが、空には雲が広がっています。
平べったい石が積んであるところがあります。人の生活の場があ
ったところですね。
それにしても落ち葉が多い季節です。黄色い落ち葉だから明る
い景色です。下草が少ない植林ですが、まだ黄色い葉がついた低
木が光っているように見えています。道に枝が落ちていないから
整備されているようです。
人の声がすると思ったらふたり登られていました。心強いです。
車が1台停まっていたから誰かいると思っていました。先に登ら
せてもらいます。歩きやすい道です。ペースが少し早かったかも。
自然林も歩きます。葉が落ちているから明るいです。道がいく
つかあるように見えるので、ピンクリボンをたどりました。水音
が聞こえます。沢がありました。水が流れています。
キョロキョロしながら次の目印を探します。小さいけどいくつ
かケルンがありました。標識が欲しいところです。苔むした岩が
多い景色は下山時の道確認の時に覚えていて助かりました。
広い平地があります。石積が散らばっています。住居でもあっ
たのかもしれません。このあとまた植林に入りますが急です。
登って南の方に回り込みます。三角点のある山頂まで直登の道を
見つけたかったけどわかりませんでした。
前方が明るくなります。樹間から山が見えていますが二ツ岳です。
高いから目立ちます。よい展望場がないのがほんとに残念。
進路を北にとります。たまにある岩を楽しみながら登りました。
ササがありますが、そんなに深くなかったです。
寺野から山頂まで標高差が約850m。2時間かかると思って
いたのですが、早く着きそうな感じです。歩きやすいのと暑くな
いのも理由です。展望がないからあまり休憩していません。
中尾地区の方に赤星山が見えます。樹間からです。2年前に登
った思い出の山です。あともう少し頑張ります。目印をたどると
山の西側に回り込むようになります。稜線が見えてきました。
9時46分。稜線の分岐です。すぐ右が峰のピークですが標識
がありません。ハネズル山ではないの? 地図だとここです。
三角点を確認しようと東に下ったのですが、下山時でいいと思っ
てやめました。
展望がないから山道の途中という感じでした。寺野から1時間
50分かかっています。下山時にこの峰が最高所の1299m地
点だとわかりました。よく見たらテープに「ハネズル」とマジッ
クで書いてありました。
ピークの大きなブナの木を眺めた後に、もっと高いところが西
にあるかと思ってゆるやかに下ります。水たまりがあります。
干上がらないのでしょうか。その先が植林帯で建物がありました。
建物周辺が荒れています。展望がありません。標識がないから
地図を見て西の山道を下ります。ハネズル山から離れますが、あ
とで戻ってきます。ササが増えてきましたが歩くことができます。
なだらかな広いところです。ピンクリボンがいくつかあります。
北の植林のきれいな道が正解だと思って進みましたが、方向がお
かしいので戻りました。
あとでこのあたりが小箱越とわかりました。目印が少ないけど
斜面を上がって広い山道を発見。たまにリボンがあるから正解で
す。迷わないように慎重に。。。。
鳥の声を聞きながら進みます。しばらくしてまたリボンを見失
いました。そのまま進めばいいのだけど、なんか赤星山に行きそ
うなので、二ツ岳の方に進路を変えました。
下草がないから歩けます。ササが多い尾根を避けるように西に
進んだら正しい山道にでました。この時に標識がある分岐を迂回
していたから下山の時に悩むことになります。
正しい道と言ってもササが多いから不安ですが、境界杭がある
から位置がわかりやすいです。しかもピンクリボンが短い間隔で
あるから助かります。ササをかき分けて歩きます。体が楽に入り
ました。
斜面を下るようになります。高い木がなくなって二ツ岳がよく
見えます。間近で見ると雄大です。頭に雲がかかっていましたが、
数分でうすくなったからうれしいです。
ピークがいくつか見えます。どんよりしたくもり空です。南の
方に銅山川沿いの集落や道が見えています。南東の山を眺めます。
愛媛高知県境の山々です。雨の日に登った佐々連尾山が見えてい
るはずですが、、、帰ってから調べなくては。
長そで長ズボンです。たまにササをつかんでいます。岩や段差
があるから足元にも注意です。ササの中をくぐることも多いから、
虫がいない季節でよかったです。一応カッパを持っています。
新居浜市と四国中央市の境界の尾根です。山と刻まれた岩があ
りました。ひたすら峨蔵越をめざします。そんなに疲れません。
ゆるやかな尾根のおかげです。もしかしたらハネズル山は峨蔵越
からの方が楽なのでは?
右手側の樹間に町が見えます。土居町でしょう。日が当たって
いるようで明るいです。草木がなかったらよく見えるのですが、、、
この北東の景色は二ツ岳登山の道からよく見えました。
町が見えてからすぐに峨蔵越に着きました。標高1266m。
11時前です。ここからは道がわかりやすくなって標識も多そう
です。
少し休んで二ツ岳登山を開始します。後半は二ツ岳の山行記録
に記載します。またハネズル山に戻って下山します。
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