■巨石遺跡残る日本ピラミッドの葦嶽山
去年の今頃は、広島東部の山めぐりをしていました。広島市からは遠いんですよね。車の中で寝て朝を待っていました。男鹿山の次に登ったのが葦嶽山です。中国自動車道から行けばすぐだったんですが、南の狭い県道から向かったので、かなり注意して運転しました。
でも、これにはショックでした。2つの登山口を結ぶ道が、工事のために通行禁止です。えーーー。 しかたないので狭い道の少し広いとこに車を止めて、工事現場端っこの峠から歩いていきました。一応工事の人に山に入れるか聞きました。
予定と変わって、灰原ルートの往復にします。車道歩きしていますが、紅葉した葉っぱがきれいです。青々とした植林が多いとこです。広い遊歩道に入り、一度下ります。そして川沿いから登ります。案内板が多いとこなんです。しかも距離が10m単位まで細かく記載されています。ありがたいですね。こんなところはみんなにお薦めです。
2コースに分かれますが、行きと帰りで分けました。見上げると真っ赤なモミジがあります。日が当たって輝いています。この山一番の美しさでした。整備された道が続きます。落ち葉を踏んで歩きます。やがて名物の岩々が現れます。まずは鷹岩。ここは高いわと言って振り返ると南西の景色が広がっています。山頂からは見れないんですよ。
そしてすぐに山頂になります。北西から北の景色が広がっています。中国道が見えます。遠くに雪雲があります。雪が降っているんでしょうね。ちなみにこの日の夜は広島北部に震度5の地震が発生しています。珍しいことです。
この山はピラミッドと呼ばれていますが、今いる山頂がその頂点です。パワーを得られたでしょうか?一度北に下ります。すぐに東屋のある分岐です。本当はこちらから登ってくる予定でした。案内板には名勝の岩の名前がついています。
ここから鬼叫山に登ります。すぐです。斜面に巨石遺構が集まっていました。供物台のドルメン、光を反射させたと言われる鏡岩、動物の顔に見える獅子岩、宝物を隠したとされる大石柱の跡、方向確認の方位石があります。
私は獅子岩が気に入りました。ササがありましたが、山頂まで登りました。木がありますが、葦嶽山の形がピラミッド型に見えます。他にもなんかおもしろいものがないか調べてみたくなりますね。
再び葦嶽山の山頂に戻りました。何も変わっていません。そのまま下山。鷹岩の下の小峰に登りましたが、そこには鳥居がありました。鳥居の間から葦嶽山を拝みます。この辺りは、ツツジの紅葉がきれいでした。この先の分岐でもうひとつのコースを歩きます。クサリがありますが、急坂がありました。けっこう早く戻れました。
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