天気が良い日が続きます。阿賀港を12時半にでて13時に情
島に上陸。日帰りの計画だから2時間半の滞在になります。こん
なに青空が広がって海がきれいに輝くとは思いませんでした。
5人くらい先に上陸しました。すぐに荷物を運んでいます。
私は撮影しながら上陸。すぐに桟橋は静かになりました。港のま
わりに民家が並んでいます。以前、6世帯が生活していると聞い
ていたので、家の数が多いなと感じました。
さて左右どちらに行きましょうか。正面は崩壊中の民家。かな
り傷んだ選挙ポスター掲示板もあります。やはり漁港がある南に
進むのがいいかも。少し散策してから高山に登るつもりです。
南を向くと太陽がまぶしいです。海面がきらめいています。
小さな魚を見つけました。数隻の小船が係留されています。船が
あるとなんだか安心します。自動車はないようです。自転車は?
日焼け止めを塗っていますが日に焼けるでしょう。先に波しぶ
きがついたレンズを洗います。水を持ってきているからテッシュ
につけて拭きました。忘れずにやってよかったです。何度も桟橋
の船を振り返りました。青空で絵になります。
集落の端から堤防を越えて浜辺に下ります。えぇぇーと驚く美
しい景色。トンネルを抜けたら雪景色だったような感じです。
白くて明るい浜辺。おだやかな波。心地よい波音。そして近くの
倉橋島が目の前に広がっています。
広い浜辺なのでずーと歩けそうです。石が転がっていて、その
上に乾燥した緑色の海藻がくっついています。細かい砂地のとこ
ろもあり、少し風紋ができています。海岸の岩も美しい景色。
穴がいくつかあります。防空壕跡でした。
撮影しながら進みます。靴に砂が入りそう。変な機械があるか
ら船の監視かなと思ったけど、イノシシ観察用だと後で教えても
らいました。近づいたから私も写りました。山の中でたくさんみ
ることになります。
倉橋島は長いです。中央部から南部が見えています。461m
の後火山が見えているのでしょう。408mの火山は見えている
のかな?なにか特徴がないでしょうか。
倉橋島南部はまだ行ったことがありません。高い山がありませ
んが道路がつながっているから楽しそうです。午後ならそこから
情島がきれいに見えそうです。こちらからは南西の方向です。
鹿島が見えないようですがどうなのかな?
南の方に目を移します。倉橋島の南に中島や睦月島があります。
遠くてはっきりしません。情島の岩の右奥に船が見えました。
松山から広島に向かっているフェリーでしょう。その奥に四国の
山がうっすらと見えていました。電波塔がある高縄山です。
島の方の話では海岸を歩いて1周できるそうです。続けて歩き
たいけど、今回は高山の三角点を確認することが1番の目的。山
の上に展望場があるか探しに行かないと、、、海岸からも山道が
ありそうだけど、集落からの方が確実な気がします。
集落に戻りました。太陽と順光で青色が美しい景色。小船の白
がマッチしています。畑作業をされている方が多いから活気を感
じました。本土に移住した人が日帰りできているなら2時間半の
滞在時間が貴重でしょう。
地図にあるメインの道から山に向かうつもり。路地に入ると神
社がありました。傷んでいます。ここに情島案内碑と男女の悲劇
を伝える比翼塚がありました拝んでいきます。
祠の後ろに道がいくつかあります。山の方に道が2本並んでい
るから、あとで勘違いすることになりました。この時は民家に近
い左に進んで、畑の方にあいさつをして上への道を聞きました。
目の前に見える2階建ての校舎跡は小学校だったそうです。
まだきれいに見えます。その右上にあるのが校長先生の住居だっ
たそうです。今では草に囲まれています。
上に道が続いていますが、途中までと聞きました。行ってみた
ら動物避けネットや草木で入りにくくなっています。無理せずに
戻ります。高い位置になるから島の民家の屋根や海のカキ筏が見
渡せました。
大きな柑橘類ができています。八朔でしょうか。収穫されてい
ます。1mもないセメント道を下りました。崩壊している民家を
いくか見ました。人が住まなくなって荒れた景色。寂しいですが、
将来は無人島になるかもと言われているそうです。
港に戻りました。そしてまた神社へ。聞いた道に入るためです
が、あの2本の道の右をさっき進んだと勘違いして、さらに右を
探しました。下山の時は正しい道を下ったから楽でした。
悩んだ末、山道を見つけたので登ります。
樹林帯に入ります。すぐに竹林になります。昔は段々畑だった
のでしょう。上がっていくときれいな墓地がありました。その先
は倒れた竹が多くなります。くぐったりして通りますが、きれい
な道に合流しました。
下草がないから歩きやすいです。岩があります。島の七不思議
にある動く岩でしょうか。その上が地図にある88m山のピーク
です。展望はありません。直径3mくらいのくぼみがありました。
高山に向かいましょう。瀬戸内海の島は高山が多いです。簡単
に名付けたのかなと考えてしまいます。少し下ると石積があり、
棚がある果樹園跡にでました。キウイフルーツを栽培していたの
でしょう。ドラム缶が転がっています。
稜線を歩きます。また3mくらいのくぼみ。ここはよく日が当
たりますが展望悪いです。昔は見えていたのでしょう。また樹林
帯に入ります。赤テープをたまに見るようになります。
下草がない稜線を進みます。踏跡がうすいけど道です。空堀の
ようなものが、、、えぐれた道のピークです。この道がわかりや
すそうです。あとで下山しますが、まずは横断して高山へ。
まだ新しい赤いテープが多いです。人が入っています。大きな
くぼみがありました。砲台跡のように感じますが、建築物があり
ません。設置してあったのなら囲が残っているのでは、、、
くぼみの下に向けてカメラが設置されています。まさか噴火の
予兆を観察してるなんてことないでしょうけど。動物が落ちたら
助けるためかなとかいろいろ想像しました。
答えはイノシシの調査です。赤テープが観察機器のあるところ
に続いていることもあるから、ふもとに通じていないこともあり
ます。
続けてまた大きなくぼみ。そして3つ目。島の方も大きいのが
3つと言ってました。小さいのもいくつかあります。ゆっくりと
歩いてピークに到着。126mの高山山頂です。
木に囲まれた山頂。三角点が目立ちます。横にくぼみ。木の間
を歩けるけど北に進むのはやめました。戻ります。樹間から上蒲
刈島や下黒島が見えました。空と海がきれいに見える日だから展
望場があって欲しかったです。残念。
えぐれ道に戻りました。反対に下ってみたいけど集落に下りま
す。竹林を通ります。目印のテープがあります。けっこうイノシ
シが道を掘り起こしています。すぐに人工物が見えてきました。
段々畑の跡地です。
下に堰があるのかと思って下ったらセメント道でした。まだ上
の谷沿いに続いています。すぐ下にミカン畑が広がっていて、集
落と海が見えます。最初に歩いた道が進めていたら、ここに合流
していたことになります。
ゆっくりと下ります。学校跡が目印。神社に下りました。この
道で登ればよかったです。まだ40分あるから海岸を見に行きま
す。路地を歩きましたが猫に出会いませんでした。
まだ新しい住宅の前から海岸に下りていきます。港の北になり
ます。アロエの花が少し残っています。岩の上を注意して歩いて
行くと砂浜にでました。休山や灰ヶ峰がきれいに見えています。
浜辺に日が当たって明るい景色。電柱があります。なんでかな
と思ったら電気の海底ケーブルが埋まっているそうです。海の底
にも電線があるんですね。
倉橋島を見ながら引き返します。テントを張って泊まりたくな
ります。夕日がきれいでしょうね。船が港に戻ってきました。
15時半です。少し早いけど船に乗って、揺れながら景色を眺め
ていました。
美しい景色を眺めることができました。特に海岸歩きが楽しい
です。島にはお店や自販機がありませんが、自然が残っています。
晴天の時に訪問出来てとてもよかったです。また行きたいです。
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