5年前の2月に登った大峯山です。玖島から歩いて往復してい
ます。雪の山道でしたが山頂の岩場からの展望がとてもよかった
です。今度は笹ヶ峠から登って、広島の中心街や瀬戸内海の島を
眺めたいと考えていました。
天気予報とにらめっこ。晴天になりました。ほんとは2時間早
く家をでたかったです。バスで湯来ロッジまで移動します。すで
に10時20分。もったいないような晴れ日です。
湯来冠山が近くにあります。国道沿いに歩いて志井地区に行き
ます。途中の紅葉や川の渓谷美を確認しています。たまに車が通
ります。もみのき森林公園への道ですが、国道が狭くなるところ
です。
志井地区は民家があります。庭の花を眺めます。チョウチョや
ハチがいました。県道42号線の看板を見ます。この分岐に大峯
山の案内板があります。ここから山に向かう人も多いのでしょう。
植林された山のふもとを歩きます。たまに車が来ると思ってい
ましたが、小多田地区にも家があります。田んぼが広がっていま
す。
もしかしてこっちからも阿弥陀山に行けるのではと考えたりし
ます。高い山が見えていましたが、あれが大峯山だと思います。
山頂の岩が見えたら断定しやすいのですが、、、
まだバス停があります。平日に3往復運航しているようです。
住宅地を抜けたら冬期閉鎖の県道になりました。がんばって歩き
ます。けっこうきついです。斜度19%の看板がありました。
凍っていたら厳しいでしょうね。たまに湯来冠山を振り返って
位置を確認しています。林道の交差点を通過します。なかなか峠
につきません。けっこう長い車道を歩きました。
12時半前に笹ヶ峠に着きました。湯来ロッジから2時間です。
舗装路歩きでしたが自然を楽しめます。車が5台くらい駐車でき
そうな峠です。1台とまっていました。ここから山頂まで1.4
km。もう時間かからないでしょう。標高が790mあります。
水を飲んで林道を歩きます。放置車が1台あります。水が流れ
ている沢を見て進むと、左に山道入口がありました。山頂まであ
と700mです。山道が短いなと思いました。
はっきりしている道です。南に登るから太陽が見えたら眩しい
です。5人くらい下山してきました。下草が少ないから目印のテ
ープを見て進みます。急なところがありますが、木をつかんだり
して滑らないようにしました。
あと300mの標識を見て登ります。長命水の札がありました
が水がでていませんでした。まわりの岩を見ながら歩きます。
苔むしていて雰囲気がよいです。
人の話し声がします。休憩所に着きました。13時です。この
前に祠があって最高所の岩を背景にしています。前回のイメージ
で東側の岩に山頂札があると思っていました。岩に登るロープが
ありました。前はハシゴだったはずだけど、、、
下山し始めた方から声をかけられました。アップしているユー
チューブを見られたそうです。声でわかったというからすごいで
すね。どの山のか聞きたかったけど下山中なのでちょっとの会話
でした。
頑張って撮影しなくては、、、力を入れてロープを登りました。
目の前に景色が広がっています。晴れて明るすぎるくらいです。
よく見ると西側の祠の岩が高いです。撮影して移動します。人が
少ないなら無理して東側の岩に登ることもないでしょう。
休憩所から山頂の岩に登る時に南側をまわりました。北側にハ
シゴがあったようです。こちらに脚立のハシゴがあります。前回
と同じ景色です。
山頂にひとりいますが、これから下山のようです。ここで少し
山の話ができたので、周囲にある山の確認をいっしょにすること
ができました。下川上からの往復だそうです。
日が照りつける山頂の岩場です。山頂札が1枚の板だけになっ
ています。帰宅後に前回の写真と比べてわかりました。早かった
ら今よりも空が青かったのではと思います。遠くが白いです。
シャツを替えて休憩。誰もいないから少しシャツを干しておき
ます。あまり汗をかいていません。岩陰でお昼ごはんにします。
電波がきているからスマホもできました。陰にいないと画面が見
えにくいです。
山の位置を確認しながら撮影しています。南の方が白っぽくか
すんでいます。海の青色が見えません。うっすらと似島や西能美
島が見えます。
のうが高原が近くにあります。電波塔を確認。その上の遠くの
雲の上に四国山地が見えています。一番高いところが石鎚山。
石鎚山が見えるのはめずらしいそうです。近くの島がはっきり見
えないのにね。
広島市街地も気になります。東の方向に大茶臼山や鈴ヶ峰があ
って、その向こうが三角州になります。建物のようなものがあり
ます。
ズームで撮影してもはっきりと写りません。すっきりした天気
の時に、どこが見えているのか撮影してみたいです。呉娑々宇山
や鉾取山、呉の山もくっきり撮影できたらいいですね。
南の方を望みます。大野権現山の方になります。その奥に周防
大島があるのですが、経小屋山よりも左に嘉納山が見えるとは思
っていませんでした。
権現山の左奥に宮島がうっすらと見えています。あの形でよか
ったかなと考えながら見ました。山頂の展望台がはっきり見えた
らよいのですが、、、
大竹市の方ですが、大野権現山の右にある渡ノ瀬貯水池の右奥
に傘山があります。特徴的な形で山頂の近くに電波塔があります。
その右奥に先日登った米小屋山や笛吹山があるはずです。岩国市
の方向になります。
目を右に移します。太陽がある方向。三倉岳があります。手前
に津田から登った勝成山があります。さらに右へ。横山の奥にき
れいな山型の山。山口県の羅漢山です。山頂の丸い観測所が見え
るから確定しやすいです。
西側を眺めます。あとで登る西大峯の向こうに鬼ヶ城山があり
ます。その右奥に山口県の小五郎山や容谷山、右谷山と続きます。
そして山口県最高峰の寂地山があります。その右辺りが山口広島
島根県境です。
西中国山地の目立つ山が吉和冠山です。ぽこっと飛び出ていま
す。クルソン仏岩でも見えたらいいのですが、、、まだ雪がない
季節です。今日も登っている人がいるでしょうね。
広島と島根の県境の山々。広高山や三坂山があります。女鹿平
山はゲレンデが白いからわかりやすいです。もうスキーの準備を
しているのでしょう。白いところがあります。吉和冠山と女鹿平
山の間の奥に島根県の赤谷山や大神ヶ岳があります。
北西の方向。特徴のある形がないのですが、十方山が見えます。
その右に内黒山。島根広島最高所の恐羅漢山は前山に隠れている
ようです。もうすぐ雪が積もる山々です。また登りたい十方山。
気になる北の景色。湯来冠山が見えます。3つの峰が見えます。
植林の緑と自然林の紅葉が分かれています。奥に見えるのが深入
山で、その左奥に臥龍山があります。掛頭山の電波塔がはっきり
見えたらいいのですが、掛頭山の頭も見えているはずです。
湯来冠山の左に岩渕山や天上山が続きます。スタートした湯来
ロッジの位置を探します。いくつかの集落が見えています。歩い
た小多田地区も見えているようです。
高い木があるから北東の景色が見にくいです。山頂ピークから
樹間越しに東郷山を眺めます。左手前が阿弥陀山から続く電波塔
が多い山です。
阿弥陀山山頂も見えているのではないかと思いますが、山頂の
展望台がわかりません。近くの山だから見えると思うのですが木
が邪魔している部分かも。
14時過ぎています。めずらしく山頂に長居しました。シャツ
を替えていてよかったです。西大峯に向かいましょう。岩から下
りて少し歩いたら三角点があります。ここが1040m地点で岩
の上が1050mなんですね。
三角点のところに古い板があります。西大峯縦走路と書いてあ
るから安心して下ります。左にあった道は前回往復した下川上か
らの道です。縦走路が怪しければ下川上に下山するつもりでした。
落ち葉の道を下っていましたが、ストックを忘れたので取りに
戻ります。5分ロスしました。縦走路には目印のテープがありま
す。確認しながら進みます。
ふたり登って来られました。挨拶して進みます。夕刻が近づい
ています。ササが多いところがありますが道はわかります。
小峰があるからアップダウンを繰り返します。
太陽の方に向かって登ります。またピークに到着。今度こそは
山頂では、、、ありました。三角点です。標高1009mの西大
峯。そのなに広くはありませんが、北西と南に展望があります。
吉和冠山や十方山が見えます。大峯山山頂からの方がよく見え
ました。西側に移動したせいか、大竹の方がよく見えます。経小
屋山や傘山を確認。周防大島の位置もあっているようです。
少し急ぎます。まだアップダウンがあります。踏跡とテープが
続くから安心です。黄色くなった葉っぱが明るいです。植林帯に
入ると紅葉が減ります。15時半にオオネントウ。878mの三
角点を見逃すところでした。
16時にタキ谷峠。うす暗い植林です。左に曲がって林道終点
にでるのが無難ですが、時間短縮したいので前方の峰を越すこと
にします。右の虫道への道が不明瞭だからです。幸いにもテープ
や杭が続いていました。
少し荒れた道の尾根を進みます。こんなところにと言うところ
に739m峰の三角点がありました。ネットに五本寺松原山と書
かれている人がいるからその山でしょう。下る山道がはっきりし
ません。戻ります。
植林に山道があると聞いていたのですが、、、ありました。
尾根まで植林がきていますが、案内板はありません。テープがな
いけど杭はありました。下草がない道を下ります。そして電波塔
の前にでました。崖だから右の谷に下りてまわりました。どこか
に山道があるはずですが、、、
舗装された車道のピークから下ります。分岐に標識がありまし
た。中国自然歩道です。ここから津田まで4kmと書いてありま
す。川沿いをどんどん下りましょう。17時半のバスがきつそう
だけど、あきらめずに歩き続けます。
たまに川を見ていますが、水が岩の上を流れるからきれいな景
色です。この道を歩いて登っても楽しめそうです。今は山陰でう
く暗い渓谷美なのが残念。池が見えてきたらふもとです。鯉を飼
っているようです。家が見えてきました。
南西の空が赤くなっています。雲が増えていました。歩道を歩
きます。静かな夕刻です。勝成山が大きく見えてきました。そし
て信号機が点灯しています。
まさか間に合うのでは、、、佐伯支所前のバス停に2分前に着
きました。次は1時間半後だからよかったです。明るい月がでて
います。もう真っ暗です。
今回は山頂で長居しすぎました。朝早くでたらよかったです。
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