桜の花見登山で、ちょっと遠出してましたから、今回は近場で
短時間の登山を考えました。広島市安芸区の八世以山は、ツツジ
の時に登るといいよと、地元の方から教えていただいていました。
昨年は登れませんでしたが、今ならちょうどよさそうです。8
時半に自宅をでて、9時前に横川駅で電車に乗って、9時20分
には瀬野駅に着くから、移動が早いです。
天気も雲はありますが晴れていました。ただ風は冷たいです。
もう馴染みの駅を下りて住宅街を歩きます。登山口が多いです
が、勝負迫口を選びました。駅からの案内がないから、地図を見
て歩きます。行きすぎてしまうから、距離を確認します。
まず生石子神社に着いたので参拝します。位置がよくわかりま
した。下山予定の中倉神社も見えていました。
川沿いに歩き、古い案内板を見て右に曲がります。民家の庭に
は花が咲いていて楽しいです。段々畑の横を歩いて行くと、車道
が行き止まりになり、山道の入口になりました。
ここが登山口ですが、赤テープがあっても案内板はなかったで
す。しばらく竹林歩きです。もうタケノコの季節ですね。勾配の
ある坂ですが、尾根めざして登っています。
鳥がよく鳴いていました。割と早く尾根道に合流しました。中
田口からの道が続いているところです。このまま北に登っていき
ます。展望はありません。
やがて岩場がでてくると、楽しくてわくわくします。ロープも
ありました。ここが立岩の場所で標高317mあります。南から
西にかけて展望があります。
頭の中で位置関係がくるっていましたが、整理してみます。南
方の見事な山が鉾取山で、ふもとに見えるのが瀬野の町です。工
事中の道路がよくわかります。
遠くをみると、なんと海が見えます。ここから瀬戸内海が見え
るんですね。日浦山の向こうの海です。楽しくなりました。さら
に北上を続けます。
ゆるやかにアップダウンしますが、やがて430m峰を通過し
ます。この尾根の道に、ピンクのツツジが咲き誇っていました。
群生はしていないです。
道に花びらが多く落ちていました。今年は早く咲いたようです。
どんどん歩いて行きます。急でないから歩きやすいです。少しず
つ標高を上げて、495mの八世以山山頂に着きました。
ここには三角点があります。
少し広いですが樹林帯で展望ありません。木の間から、ふもとの
民家が見えています。まだ11時だから先に進むことにしました。
かなりの急坂を下ります。濡れていなくてよかったです。10
分くらいして鞍部になりますが、ここは伏附口や池ノ迫口からの
山道と合流するところです。4人ほどすれ違いました。
次の目標の東中倉山まで1.1kmです。続けて斜面を登りま
す。こちらがまた急な道です。尾根までロープが張ってありまし
た。途中、木が伐採されたところから、八世以山を振り返りまし
た。よく見える場所でした。
尾根から、ツツジやツバキが咲く道を歩いています。きれいな
場所がないか探しています。でも樹林帯の景色ばかりでした。鉄
塔の下を下って、また登っていくと建物の跡がありました。
廃墟は寂しいです。石囲いもありました。そこからすぐ上に、
東中倉山山頂の標識がありました。標高514mです。
少し広いとこありますが、やはり展望ありません。
お昼なので休憩します。汗かいてるからシャツを着替えました。
風がありますが冷たいです。ここから木の間に榎ノ山峠の建物が
見えます。以前長者山に登った時の道です。高速道路が近いから、
車の走行する音が響いていました。
続けて南へと向かいます。また鉄塔の下をくぐりますが、ここ
に八世以山や長者山を眺める展望がありました。長者山は山頂の
電波塔が見えています。
さらにどんどん進んでいくと、やがて岩場になります。ここに
展望場の案内板がありました。八世以山が見えます。瀬野の町に
鉾取山や高城山があり、瀬戸内海が見えます。
長者山の南には、立石山や藤ケ丸がありました。あちらもツツ
ジが咲いてるでしょうね。この展望場の周辺は少し広いから、休
憩するのによさそうです。落ちないようにしなくてはなりません。
また少し進むと、「ツツジ群落」の標識がありました。パンフ
レットに載っているところですが、まだ咲いていません。今見て
いるピンクのツツジではなくて、6月上旬に咲く、赤い山ツツジ
のことです。いつか見に来たいですね。
さらに小さなアップダウンを続けて歩きます。余裕があったの
で、腕を大きく振って歩きました。新緑の黄緑色がきれいです。
標識を見て進み、最後は急な坂を下ると中倉神社に着きました。
参拝します。絵馬がたくさん奉納されています。ここからは、朝
方の道と神社も見えています。
参道を下って住宅街を歩いて、13時半には瀬野駅に到着しま
した。約4時間の周遊登山でした。ちょっと山歩きしたい時など、
近くてよいコースだと思います。
|