7月6日夜の大雨で、広島県の広い範囲で災害が発生しました。
災害お見舞い申し上げます。瀬野川沿いも土砂災害が多く発生。
あれから1ケ月、山も乾いてだいぶ落ち着いたと思います。
被災地は流木や土砂を撤去して復興に向かっています。被災地
の山に登れるか調べて、情報公開することで役に立ちたいと考え
ていました。暑い季節で昼間の登山には適しませんが、日浦山に
登ってきました。
自転車移動して、先に蓮華寺山に登りました。尾根道ですが崩
壊したところはなく、普通に山頂に行けました。水を2リットル
買って、次は日浦山です。
海田市駅から安芸中野駅はまだ不通。安芸中野駅側の影バス停
から登ろうかと考えましたが、団地は土嚢を積んでいたり、復旧
作業しているので邪魔しないように控えました。
やはり谷沿いのDルートが気になります。付近の住宅地では土
砂の除去作業をしているところがあります。登山口の海田町ふる
さと館に到着。この辺は被害がなかったようです。
通行止ならBルートに移動するつもりで、先に古墳や復元住居
を見ました。歴史を感じる公園で素敵です。大きな埴輪も並んで
います。立派なクスノキもあります。お堂にお参りしました。
登山口の看板確認。通行止も注意書きもありません。被害がな
かったのだと思ってほっとしました。住宅地の横から山に入って
いきます。舗装路が土色になっているから土砂が流れたのがわか
りました。
堰の手前に大きな倒木があります。あきらめようかと思ってい
たら、枯沢に人が出入りした跡があり、すぐ先に道が見えていま
す。20mほど迂回しました。
この先も問題があるかもしれません。道標があるきれいな山道。
棚田の石積が残っている植林帯です。木陰は助かります。そして
石積の間を歩く雰囲気のよい道になります。楽しいDルート。
山頂まで750m道標の先から道が細くなります。すぐに倒木
が邪魔しました。また枯沢から迂回します。浮石に注意。水気を
感じませんが雨の時はすごかったのでしょう。
先に道があると思っていましたが、右前方に土砂崩れがあり崩
壊しています。無理をしたら行けるかもしれませんがやめます。
枯沢も大雨をイメージしたら長居したくないので斜面を迂回し
ます。私たちは道を少し知っているから迂回できたけど、知らな
い人は断念することになるのではないでしょうか。
低い石積があるから畑でもあったのでしょう。蜘蛛の巣にひっ
かかりますが下草はありません。枯沢沿いに上へ。水は石の下の
方で流れているのでしょう。上の木橋のところで山道に合流。
再び山道歩き。沢には土砂が崩れた後があります。岩も多いけ
ど前からでしょうか。細い倒木の下をくぐって上ります。稜線の
空が見えてきました。Cルート合流まで50mの道標があります。
あと30mくらいのところで10mくらい崩壊しています。カ
ーブしているところだから少し斜面を歩いたら上の道にでられま
す。そしてCルートと合流。登山者が3人おられました。
分岐に山頂まであと350m表示。頑張って稜線を歩きます。
このあとは崩壊しているところはありません。水を飲みながらゆ
っくり行きます。
ベンチのある展望場から、呉娑々宇山や洞所山が見えました。
ここに山頂まで330m表示があるから悩みます。分岐の表示が
おかしいように思います。
岩場がでてきました。雰囲気がいいです。展望が開けてきます。
瀬野川や新幹線の線路が見えます。新幹線が通れば撮影したいの
で、トンネル通過の音を逃したくないです。セミが賑やかです。
広い山上に着きました。山名札まであと少し。この距離の差か
なと考えたりします。日浦山山頂は345m。13時半すぎなの
でお昼時です。木陰で休憩してから景色を眺めます。
やはり見たいのは海。海田湾の向こうに瀬戸内海が広がってい
ます。似島の奥に宮島があるはずですが、かすんでうっすらとし
か見えません。坂駅近くの森山も太陽の方向で白っぽい感じです。
晴れた夏景色。
似島の右に黄金山。そして広島の三角州が広がっています。朝
の時間が順光で見やすかったかも知れません。広島市役所や広島
駅をズームで探しました。知っているところを見つけるのは楽し
いです。牛田山や火山も見えています。
絵下山の方を眺めます。あちらのふもとも大雨の被害がでてい
ます。左に目を移していくと、金ヶ燈篭山、城山、洞所山、原山、
鉾取山と続いています。いずれも山道がある山。問題がないか気
になります。
ふもとの瀬野川を眺めます。今は水が多くないようです。当時
は土砂が海へと流れました。川幅が広いけど、水がたくさん流れ
る時があるので、雨の時は注意が必要なんだと感じました。ちょ
うど新幹線が通りました。
真夏の昼間ですが山頂は風があって気持ちいいです。チョウチ
ョも飛んでいました。しばらくいたいけど同じ道を戻ります。
また景色を眺めながら移動。海田市駅側から人が登ってこないの
でA・Bルートの状況はわかりませんでした。
下りは早いです。分岐に戻ってDルートを下ります。同じ様に
迂回しています。迂回案内があればわかりやすいけど、勝手につ
けるわけにいかないので、下山して連絡するつもりです。
これだけ悪い道があるのに注意書きもないのが不思議。道がわ
からない人もいるから、通行止でもおかししくないなと感じまし
た。
石積を見ながら堰まで下ります。ここの倒木は重機が入ればす
ぐに撤去されそうです。民家の横を下って登山口に戻りました。
そして山道の状況を連絡しました。
応対された方は道が荒れていることを知っていました。すでに
林野庁の方が調べた後だそうです。注意書きがないから問題ない
ということかもしれませんが、それでも登山口看板に表示して欲
しいと依頼しました。近日、注意書きされるかもしれません。
日が弱くなってから自転車で移動したいけど、水を飲みながら
少しずつ帰ります。途中冷たいジュースを買ったり、お店で食事
をして休んでいます。
やはり電車がないと不便です。さらに自転車だと体力消耗する
と感じました。平和公園近くの土手に寄って帰ります。
|