暑い夏です。瀬戸内の夏山はバテそうですが、また初めての島
に行くことにしました。計画していた祝島です。山桜が有名だか
ら3月末がいいと思うのですが、海に入りたくて行きました。
船の時間を調べたら滞在時間は昼の6時間です。行者堂から近
い357m峰の三角点を目標にします。山で苦労したことと、海
がきれいだったことと、集落の雰囲気がよかったことで、写真の
撮影が増えました。
10時40分に高速船で祝島に入港。少し陰で準備します。
日焼け止めを塗っています。立派な港、漁船が停泊しています。
白い家が多いようです。
付近にお店が見えないようですが、普通の家の中で販売してい
るようです。懐かしい感じでいて、どこか異国の町に来た気分も
します。
車道を歩けばいいけど、丘の上に見える学校をめざすなら路地
でもいけそうです。島の路地はとても狭いです。なにがあるのか
とわくわくするから歩きたいです。さっそく迷路に入ります。
石垣がありますが、、、どこか違います。石が練り込まれてい
ます。石積みの練塀と言うそうですが、島のアピールのひとつで
す。あちこちの家にあります。
高くない瓦がある家が続きます。今も使われていて生きている
家です。江戸時代のイメージのようにも思いますが、沖縄の離島
の民家とも似ていると感じました。雰囲気がとても楽しいです。
学校の北側にある長い階段を上がります。振り向くと海が見え
ています。民家の屋根も見えていますが、まったく都会と違う景
色です。学校の裏側の車道を、海を見ながら進みました。
ふもとからの道がいくつか合流します。地図と見比べています。
平さんの棚田との分岐に標識がありました。行者堂まで1.5km
です。舗装路を上がっていきます。笠戸島、牛島、大星山、皇座
山などが見渡せる展望です。
木陰は助かります。石垣があって、ミカンやビワが植えてあり
ます。崩れた建物も見ました。アブやブヨがまとわりついてきま
す。夏はこれがうっとおしいですね。悩まされることになります。
くねくね上って、平家塚と行者堂の標識がある分岐に到着。
車道終点まで歩いてみたいけど、山道に入ります。最初は石畳。
まだ石垣があります。田んぼだったのでしょうか。今は木が茂っ
ています。竹林もありました。
息を整えながらゆっくり登ります。平家塚の標識がありました。
道と離れて草木をかき分けて15mくらい進みます。平たい石が
積んであるところにでました。反対に回ると穴があって祠みたい
です。平家の供養をしたところなのでしょうね。
また山道を進みます。参道といった方がよさそうです。畑のよ
うなところがあります。最近まで収穫していたのでしょうね。
石燈篭が見えました。境内に入ったようです。階段もあります。
そして行者堂に着きました。約1時間です。
島での安全と思い出をお祈りします。展望がないのが残念です
が、樹間から海の色が見えています。少し先に進みます。小屋が
ありますが荒れています。右の斜面の下に石の鳥居が見えます。
別の道もあるようですね。
山頂めざして竹林を少し進みます。ピンクリボンがありました。
続いているようなので安心して進みます。荒れていますが、道と
わかるから気にせず進みます。蜘蛛の巣があるから注意です。
これから何度もひっかかります。
道が続いていますがリボンが、、、右の斜面を登るようです。
探しながら進むのですが、下草がなくて木の間を進めるから、
どんどん歩いてしまいます。
リボンから離れましたが、立派な石垣があるので田畑の跡だと
思います。昔の道が右往左往しているように見えます。上に向か
って進みました。
大きな木のところでまたピンクリボンを見ました。石が囲いの
ように続いています。山頂は近いはずだから、木が少ないところ
を進んでピークに向かいました。ほんとはリボンを確認した方が
よかったです。
木が倒れています。ここが山頂だと思うので三角点を探しまし
たがありません。石が積んであります。こんな山の上にもなにか
あったんですね。建物跡かもしれないし、戦時遺跡かもしれませ
ん。説明が欲しいです。
5分くらい散策してピンクリボンを見つけました。ゆるやかな
山上の先にまだ続いているようです。たどってみます。3回くら
いリボンを見失いました。今度は戻ってやり直しています。
木の間を通るのですが不安になります。石があったら気になり
ます。そしてついに石の三角点を見つけました。ここが山頂のよ
うです。357m地点です。まわりを見てもここより高いところ
が見当たりません。
長そでを着ているから暑かったです。カがいます。おにぎりを
食べて休憩。近くに大きな竹林があります。ここになにがあった
のか気になります。山名表札欲しいです。ネットで見たら山惣津
山や宇山と書かれている方がいました。
ブヨがいるし、記憶が新しいうちに下山します。今度はリボン
を確実にたどるつもりで、、、20m内に1つはある感じですが、
それでも見失うことがあります。めだたないのがあります。
蜘蛛の巣がくっついたら嫌ですね。取りながら歩きます。今回
はストックを使っていません。軍手ではらっています。見覚えの
ある大きな木、この下でまたリボンを見失いました。
登山時に迂回したからそちらに向かってうろうろ。珍しく方位
計をだしてみたら南に向かっています。東だからリボンのところ
に戻って再確認。木の裏にありました。なんとか下ると最初の入
口に戻れました。すぐに行者堂に到着します。
またアブがまとわりつきます。車道にでてほっとします。スマ
ホの調子が悪かったから、たまに操作して様子をみています。ど
んどん下ったら直ったから、電波が弱いのが原因のようでした。
影に座ったら風がきて涼しいです。日に当たったら熱くなりま
す。また海を見ながら歩きました。少し雲が増えた感じです。入
道雲もあります。今度は学校の南側を通ります。宮戸八幡宮があ
ったのでお参りしました。セミがよく鳴いています。
海岸まで下りました。この分岐で行者堂の標識を発見。港と反
対の東の浜に向かいます。すぐに車道終点になり、着替えて堤防
の階段を下りました。人の声がしています。風が気持ちいいです。
岩の反対にでたら海と浜が広がっています。うわぁーと感動し
ます。前面に日が当たっている景色です。奥に岩場があり、海の
険しさを見せています。5人ほど海水浴を楽しんでいます。美し
い浜辺だけど、遠いからなかなか海水浴に来ないんですね。
まずは岩場に行って景色を撮影します。皇座山や長島がよく見
えています。岩場も奥まで歩けそうです。海岸歩きが楽しいです。
丸い石が転がっているから、好みのものを探すのもよさそうです。
浜の中央に戻って、端の山影に荷物を置きます。裸足で歩こう
としたら石が熱くて我慢できません。山靴を履いて移動しました。
あとで砂が入るでしょう。水辺近くは濡れているから大丈夫です。
やっと海に入れます。やはり最初は冷たく感じます。ここはす
ぐに深くなるから注意してと書いてありました。浅い所で遊びま
す。座っていたら波がくるからおもしろいです。
かなり潮流が速いです。船が通って波がきたら体をもっていか
れます。水の中でぷかぷか。まわりの景色がきれいです。鼻繰島
の灯台が見えています。釣り船もいます。30分くらい楽しんで
海からでました。
体を乾かします。荷物を持って堤防に移動。風が通るからよい
ところです。着替えて海を眺めています。夏の海は楽しく見えま
すね。波音も心地よいです。飲み水がほぼなくなりました。
船の時間までまだ1時間あります。集落の雰囲気を味わいます。
そして楽しみの猫探し。たくさんいると案内に書いてあったから、、、
夕刻には早いけどさっそく見つけました。
まずは3匹、知らない人だとなかなか近寄りませんが、なんと
かごはん食べてくれました。そしてまた路地で見つけます。おな
かがすいているのか手の近くで食べました。その後も見つけて7
匹に合えました。お泊まりしてもっと見つけたいものです。
島の方と話をしたり、高い所から屋根を眺めたりします。郵便
局や駐在所がありました。自販機を1つ見つけたので冷たい炭酸
を飲みます。お店がありますが、何があるのかわからないと入り
にくいですね。アイスクリームがあればいいなぁ。
17時5分に最終の船がでます。何か撮影しています。出港し
たら神舞をしている船を見つけました。たくさんの男性がこいで
います。祝島から離れてます。島の東斜面が陰になっていました。
クーラーの効いている船室で休んでいます。17時40分に室
津港に着きました。柳井港まで行かない便です。まだ熱い日ざし
です。ここで10分待ってバスに乗りました。柳井駅に着いたの
が18時40分です。
今回祝島が楽しい島だとわかりました。涼しい季節ならもっと
行動できそうです。レンタサイクルで三浦湾の方にもいってみた
いです。他の人にも薦めてあげたい島です。いつか桜の季節にま
た行ってみます。
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