2月に柱島に行こうとしたけど、祭日は土日ではないから10
時の船がありませんでした。日曜日ですが1便の7時40分の便
で柱島に向かいます。フェリーかと思ったら高速船でした。
黒島、端島に寄港してから8時半すぎに柱島に上陸。船で1時
間。晴れて暑くなりそうです。港近くに自販機が2つあります。
待合所で帰りの時間を確認してスタート。5時間半滞在します。
きれいな郵便局があります。左に目を移したら登山口案内があ
り、車道を上がります。畑作業をしている人にご挨拶。まだ民家
が続きます。民家の前に花が咲いている楽しい季節で、ホタルブ
クロもありました。
分岐で民家と離れるように上がります。学校校舎の近くに山道
入口があり、大きな登山口看板がありました。墓地を曲がると、
あとは迷うことなさそうです。木陰の道が続きます。
竹林から植林に変わります。道がジグザグ曲がっています。
登山口からの距離案内が100mごとに設置されていました。
自然林に変わります。砂地の道は気持ちがいいです。
ベンチがありました。ここから東の景色が望めます。横島や鹿
島、津和知島などが見えます。島は三角点から眺めたらいいので
すが、ここは柱島の町が見えて、港も確認できるのがよいです。
また少し進むとあと400mの標識がありました。三角点まで
の距離です。道の草木がないところに近づくと小柱島全体が見渡
せました。倉橋島や大黒神島も見えます。
三角点展望場から見えないところがあるから、ここは撮影ポイ
ントです。柱島の松田地区が見えます。西能美島の野登呂山や東
能美島の陀峰山もうっすらと見えていました。
大きな案内板がある分岐。先に山頂に向かいます。広い道です
が、やがてササが増えてきます。昔は兵隊さんも歩いた道。何か
あるなと思ったら貯水槽でした。ここは展望が得られますが、下
山の時にします。
レンガが見えてきました。案内にあった海軍見張所跡です。
遺跡になって草木が茂っていました。戦時中にここで海や空を見
張っていたそうです。そしてピークが見えてきました。樹林帯。
9時半すぎに金蔵山に登頂。1時間かかっていません。
標高290m。山名札はありません。「しま山100選」のガイ
ドに標高283mと書いてありますが、島の案内や地理院地図を
見たら290mです。
ササが茂っていますが、まだヤブではありません。展望がよく
ない山頂。丸太に上がって周防大島の大見山が少し見える程度。
鳥が鳴いている空を見上げました。ピークがはっきりしない山上。
昔は海賊の城跡だったようです。
戻ります。貯水槽前からの景色を確認。ここは周防大島の大見
山がよく見えます。その右に高い山があるのですが、、、平郡島
が見えるんですね。長深山は以前登っています。
分岐に戻って三角点を確認。ここは開けていて東の景色が広く
望めます。広島県、愛媛県の県境の海が望めます。本土から離れ
た柱島。ここで島の位置関係を体感しました。
ここからは近くの続島がよく見えます。戦艦陸奥沈没時の遺体
を荼毘した島。英霊の安らかな眠りをお祈りします。その右に長
島や福良島が続きます。名前を知らない無人島でした。あとで地
図で確認。
雲が増えた感じ。遠くが白っぽくかすんで見える日です。愛媛
県の津和知島がよく見えます。2月に行って柱島を眺めています。
怒和島、中島、二神島も見えています。離島ばかりです。
山口県の情島があります。その右に周防大島の鯛ノ峰。鯛ノ峰
の左奥に片島。もちろん337mの大見山も見えます。奥にうっ
すらと四国の山が見えますが、どの山か判断できませんでした。
ここからは平郡島が見えにくいです。
広島県の横島や鹿島も見えます。やはり水墨画のようなシルエ
ット。その左に黒島や倉橋島。大黒神島は見えませんでした。
明るい展望場にハチが飛んでいました。東を望むなら午後の方が
よかったでしょうね。日の出を見るのにもいいかも。
分岐に戻って下ります。下山は早いです。今回はストックなし
でスニーカー歩き。学校の手前で畑への道に進んで、住宅地の路
地から車道にでました。島の道はおもしろいです。
広い道を歩いていても車道が行止りになったりします。家の出
入口の道でした。昔からの路地を下ります。途中黒いチョウチョ
がたくさん飛んでいるところがありました。きれいな花が咲いて
いてにぎやかです。
お寺などに寄りたいと思っていましたが、海岸に下りてしまい
ました。郵便局前に戻ります。10時半に下山。2時間かかって
いない山行です。時間をかけて景色を眺めたつもりでも早く上り
下りできました。道がよかったです。このあと新宮鼻へ。
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