瀬戸内海の島。とても楽しいです。山と海が両方楽しめます。
小さな島だと、なんかあってもすぐに海岸に下りられるイメージ
があります。四国とかになると大きすぎて山の中で迷うと不安に
なりそうです。
その瀬戸内海の島。まだ岡山県の島には行ったことなかったの
です。これはいかなくては、、、いつ行くの? 今でしょ。とい
うことで、18キップを使って笠岡まで往復することにしました。
初めての島は北木島です。前に御嶽山に登った時に眺めた島です。
2便の電車に乗って笠岡駅に着きました。港まで5分ですが、
駅そばの古い町並みを先に見ました。電車からも見える建物です。
港はそんなに大きくありません。高速船も小型でした。
80人は乗れるそうです。
9時10分に出航。大きな音を響かせています。カブトガニ博
物館が見えました。奥に御嶽山があります。朝日が海に反射して
眩しいです。途中、白石島に寄港しました。険しい山が見えます。
その後、海岸の岩肌を見ながら北木島に向かいます。重ね岩など
きれいでした。
9時45分に大浦港に到着しました。13時28分の便まで約
3時間40分の島遊びです。けっこう家があります。島独特の細
い路地を歩きました。お店があります。山の道案内がありません
が、地理院の地図を見て歩きました。
懐かしいような家がならんでいます。変わった名前のバックリ
山に登ります。漢字で書くと「葩栗」だそうです。北木島の最高
所だから選びました。
最終民家から少し草が茂った道に入ります。すぐにセメント道
になりました。みかんの運搬道だったようです。目の前にすごい
石垣がありました。近くに石切り場があったようです。
今は竹が倒れたままの道なので、四つん這いで進みました。
やがてみかん畑に着きます。時期的にオレンジ色のみかんがたく
さんぶらさがっています。小屋もありました。
ここで悩みます。どこが道でしょう。いろいろ散策してもよい
道がありません。みかん畑を上がる道があったので、そこを上が
り、最後はヤブに突入しました。
昔は道があったのでしょう。杭や石柱があります。里山のつも
りなので、草刈り道具は持っていません。(いつもです)体が入
るところを進みます。
頭にも枯葉が落ちてきます。イバラがささります。ツタで足を
取られます。ススキで顔を切りそうです。大きな段差は木をつか
んで登りました。
結論的には、登山のお薦めできる山ではありません。尾根にで
たら古い赤布がありました。途中に東から南東の景色がよいとこ
ろがあり、瀬戸内海と大浦港が見渡せました。真鍋島が見えます。
香川県の広島も見えました。あの山も登ってみたいです。
尾根は少し楽でした。やがて細い竹林にでます。竹林は歩きや
すかったです。人工物もありました。井戸だったのでしょうか。
丸い枠でした。ゴミも落ちています。
またイバラと格闘して登ります。もう距離はありません。ピー
クが見えたら、白い三角点がありました。やりました。バックリ
山山頂に登頂です。目的達成。
樹林帯で展望ありません。空を眺めました。戦争中は監視哨が
あったそうです。人が行き来していた山頂だったようですね。
今は標識もなく、三角点のみでした。
記憶が鮮明なうちに下山します。それでも別の道を作って歩い
てしまいます。古い目印も見つけました。どこかで同じ道に合流
します。竹林だけがわかりやすかったです。
虫がいない冬期に登ってよかったです。最後は強引に下ろうと
無茶もしてみましたが、シダが深くまた回り込みました。そうす
ると石柱があって、みかん畑に下ることができました。
あとは同じセメント道です。民家にでて服を着替え、靴の中の
枯草をだしました。時間かかりすぎです。200mクラスの山な
ら2つ登れると思っていたのに、、、
北木島はまだ山があるし、秋葉山や八幡山からの景色がよいと
教えてもらったので、またいつか登ってみます。海岸も歩きたい
です。 ヾ( `▽)ゞ
大浦の海岸でお昼にしました。少し雪が降り寒かったです。
すぐに日がさしてきれいな海を見せてくれました。遅い便にして
ゆっくりすることもできましたが、白石島でも遊ぶことにしてい
たので、予定通り船に乗りました。
あとでネットで調べましたが、バックリ山に登っている人はみ
んな苦労していますね。先に見ていたら行かなかったでしょう。
よい体験をさせてもらいました。
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