紅葉の季節ですね。高い山は落葉したようなので、少し低めの
山に行くことにしました。以前登ろうとして、大雨で行けなかっ
た島根県の本明山です。
高速道路の移動ですが、千代田のあたりはキリだったので不安
です。大朝に入るとキリがなくなって青空が広がりました。その
まま島根県に入りましたが、天気がよかったです。谷間に少しキ
リが残っていました。
旭インターで降りて県道50号を走行していたのですが、知ら
ずに県道297号に変わっていました。どちらからも有福温泉に
行けますが遠回りです。ドライブしたつもりで運転しました。
温泉街に入ると位置がよくわかります。街から県道50号線を
南に向かっていたら、本明山への入口がありました。狭い道を注
意して運転します。車道終点の民家の前に駐車場がありました。
家の方に挨拶をしてから登ることにします。
登山口の案内板に山頂まで30分と書いてあります。距離が短
いですね。北側に風力発電の風車が見えました。よくまわってい
ます。この風車で位置を確認しながら登ることになります。動物
よけの柵を開けて山道に入りました。
道がきれいです。枝が落ちていないから手入れされているよう
です。さらに広いから驚きます。昔は車が通ったよいです。社の
建立にも使用されたのかもしれません。急な坂を体を温めながら
歩きます。寒くない日でした。たまに木漏れ日があります。
左からの道と合流した先に鳥居がありました。ここは石段を上
がっていきます。まだうす暗い樹林帯です。ゆっくりと登りまし
た。
やがて何か岩が見えてきます。水の音もしています。なんだろ
うと思ったら水場です。島根百選の名水だそうです。ここはお堂
があって不動尊が奉られているはずなんですが、ガイドの写真と
違ってお堂がありませんでした。
お堂跡の左側を登りますが、ここは道が細いです。すぐに普通
の山道になります。土砂崩れの場所があり、ロープがありました。
また少し登ったら2つ目の鳥居があります。反対に郭跡がある
ようですが、先に山頂に向かいます。きれいな石段の参道を歩き
ました。夏はセミが鳴いているんでしょうね。今は静かです。
急いだら少し息がきれました。空が開けました。大きな岩があ
ります。この横に三角点がありました。本明山山頂です。展望よ
さそうですが、金比羅宮が見えるので先にお参りに行きました。
社の裏にまわると小さな岩があります。ここが最高所なのかも
しれません。ここから西側に平地があります。本明城跡の説明板
がありました。展望はありません。社の石垣を見て山頂の岩場に
戻りました。
日がよく当たるので暑いです。アリがいました。まだ元気です。
岩の上に立って、まずは日本海のある北側を眺めます。うわぁ、
麓の木々の紅葉がきれいですよ。日に当たって美しい色合いにな
っています。
北側近くの山には風車がたくさん並んでいます。9つ数えまし
たが合っているでしょうか。音は聞こえません。その先に海があ
りますが、空との境がはっきりしません。
北東の方に鳥ノ星山があります。標高470mのきれいな形の
山です。鉄塔が見えます。その右奥のまるい山が浅利富士と呼ば
れる室神山のようです。いつか向こうからこちらを眺めてみたい
です。
東の方にはなだらかな山が続いています。その中に飛び出ため
だつ山がいくつかあります。松原山や横宇津山だと思います。千
丈渓があるあたりです。
南東は太陽があるからまぶしいです。遠くは白くかすんでいま
す。三瓶山がはっきりとわかればいいのですが、、、南側には広
島県境の山が広がっています。阿佐山などです。
南西側に浜田道が少し見えています。その右側に金木山や雲城
山があるはずです。このあと雲城山に登る計画です。西側は木が
多くて景色が見れませんでした。
汗をかいたからシャツを着替えています。日が当たって暑いで
す。20分ほどしてから同じ道を下りました。
すぐに2つ目の鳥居に到着します。ここからすぐの広場に立ち
寄ります。郭の跡のようですが展望がありません。空を少し眺め
ました。その後はひたすら下ります。
不動尊のところはやはりお堂がありません。いつか再建される
ことと思います。お水を少しいただいて元気よく下りました。
短時間で登って下りられる素晴らしい山だと感じました。展望
がいいのがうれしいですね。暑い夏も水場で休憩できます。
このあとは県道50号線から本明山を眺めて移動しました。
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