今年も早くから暑い日がやってまいりましたね。大型連休が終
わってもまだまだ春です。ツツジも咲いています。晴天が続いて
いるので、景色を眺めたいと思ってでかけました。
午前中で登山できるところを探したので、阿武山を選びました。
この山は、太田川、天満川などから北部に見えて、江田島などの
島からも見えています。安佐南区の中心的な山のひとつです。
以前登ってますが、今度は別ルートを選びました。
8時前に七軒茶屋駅に着きました。静かな駅です。すぐに踏み
切りを渡ってスタートです。すでに阿武山が近くに見えています。
特に登山口の案内はありません。
ガイドの簡単な絵図を見て歩いています。やがて交差点です。
ここは狭い車道を山に向かって直進でしょう。
上り坂になりました。この先もずっと車道を歩けばよかったの
ですが、細い山道に入ったので、田んぼ跡の道を歩きまわって
15分ロスしました。失敗です。
戻って車道終点まですぐでした。古い標識があり、山道に入り
ます。樹林帯で木陰です。まわりには石垣がありました。棚田の
跡なんですね。しばらくこの景色が続きます。
そして石垣がなくなると、ちょっと急な細い道になりました。
休みながら登ります。大きな石に岡村山とかいてあります。昔は
そんな名前だったのでしょうか。この石の先が鳥越峠でした。
峠からは以前歩いた道と同じコースで、阿武山を往復します。
遊歩道にはクッションのような、チップのシートが敷かれていま
す。歩くとフワフワした感じです。足によいのかわかりません。
しばらくして、分岐です。西回りと東回りがあります。近道し
て、中央の細い山道を登ると、また東回りと合流します。広い遊
歩道は展望がなくても、上から日があたります。汗かきますね。
木陰で拭きながら歩きます。
まずは、南から南西にかけて展望のよいところにでました。
武田山や火山がきれいに見えます。そしてまた登ると、今度は南
の方に広島市街と瀬戸内海がよく見えます。
江田島や宮島は、頭を雲の上にだしている景色でした。南東の
絵下山や灰ケ峰も見えています。音戸大橋が見えたらいいけど、
それは難しいでしょうね。
さらに歩きます。マルハナバチでしょうか。ハチがツツジの蜜
を求めて飛んでいました。小さいけどピンクのツツジが咲いてい
ます。ウグイスなどの鳥もよく鳴いています。春ですね。
やがて目の前に祠が見えてきました。もう山頂といってもいい
でしょう。貴船神社です。水の神様とかいてありました。裏には
阿武山の標識あります。
高い方にゆっくり進みます。東屋を越して開けたところが、阿
武山山頂で、三角点もありました。
誰もいません。北東から東の展望があるので楽しみます。木ノ
宗山や二ケ城山が近くに見えます。その向こうに呉娑々宇山。
それらの山から阿武山を眺めたのをよく覚えています。形がわか
りやすい山なんです。
端っこに移動して、なんとか白木山を見ました。ズームすると
長い電波塔がありますね。この辺で高い山です。ほんとは北の可
部冠山や堂床山を見たいけど、木があって見えませんでした。
少しブヨがいました。海が見たくなったので、また同じ道を戻
ります。やはり山道途中の展望がいいですね。これから向かう権
現山も、近くに見えていました。
分岐に戻って、今度は約900m歩きますよ。頑張って進むと、
あと240mは車道になります。このまま権現山山頂まで行きま
した。10時半です。
大きなツツジの花が満開です。チョウチョが飛んでいるから気
になります。じっとしていないんです。397mの三角点を確認
してから、南西から北西の展望を楽しみます。
荒谷山や野登呂山がきれいに見えます。日が当たる東斜面がい
いですね。南へと目を移すと、向山などが見えていました。遠く
にあるのは、広島市で一番高い東郷山のようです。見えますね。
向こうの山頂からは、木でこちらが見れませんでした。
ちっょとゆっくりして、古墳の石室を見学してから下山開始し
ます。こちらもふたつのルートに分かれますが、西回りコースに
しました。前回は東回りコースを登ったんです。
整備されたきれいな山道を下ります。途中いくつか岩がありま
すが、ほんとに南方の展望が素晴らしいです。広島の町を観察で
きますね。
大日如来と四天王が奉られた多宝塔にお参りして、その前の岩
からも町を眺めます。下山コースが見えますよ。
そして毘沙門天にお参りしに行きます。ここには虎に関する、
絵や彫刻などがあります。鳥居があるので神社かなと思ったりし
ますが、地図ではお寺マークです。悩むから今度聞いてみます。
このあとは参道を下って、緑井駅に11時半すぎに戻りました。
けっこう短時間で行って楽しめるからおもしろいですね。これか
らもいろんなルートで歩いてみたいです。
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