朝一番で、小倉の足立山に登ってきました。せっかく遠くまで
きているのだから、1山だけではもったいないと思いました。時
間もまだあります。以前登り損ねた鬼ケ城に登ることにしていま
した。下関駅から山陰本線の電車に乗ります。
電車は人が少なかったです。買っておいた、おにぎりとコロッ
ケを食べました。竜王山に登った時の吉見駅を過ぎて、12時ち
ょうどに黒井村駅に下りました。
駅前は建物が少ないです。タクシーでぱっと登山口まで行こう
と思っていましたが、やはりいませんでした。時間待ちしていた
バスの運転手さんに聞いてみます。バスは違うとこに行くけど、
登山口までは案内板があるそうです。
タクシー呼ぶこともできますが、登山口の往復を歩くことに決
めました。一応第2案として、15:33発の電車で帰るという
のを用意していました。これだと3時間半の時間があります。
国道に鬼ケ城登山口3.5kmの案内板がありました。矢印に
合わせて歩きます。車がけっこう通ります。500mほど進むと、
川沿いに東に向かう道に入りました。桜が満開できれいです。
この時までは、天気がよくて日が当たっていました。だんだん
くもっていきます。畑や庭の花を見ながら、住宅街を移動します。
菜の花の黄色が明るいです。ツクシがたくさん生えていました。
畑が多くなると、鬼ケ城がよく見えます。駅からも見えていま
したが、そんなに遠くない感じです。タンポポやホトケノザを見
ながら歩いています。春の野原は花がたくさんあって賑やかです。
あと1kmというところで、車道を横断します。左にため池を
見て奥に進みます。12時49分に登山口の駐車場に着きました。
6台停まっています。そのまま山道に入って行きました。
山頂まで2.6kmだそうです。余裕もって駅に戻れるように、
時間を見ています。14時までに登って下山開始すれば、帰路は
90分あります。可能な時間です。
山道がしっかりしています。案内板もあります。最初はツバキ
の木が多くて、赤い花が咲いていました。地面から伸びていた枝
に花が咲いているのが興味深いです。
チューリップみたいな咲き方でした。
山道を上ります。3合目にはベンチがあり、ふもとが見える展
望所がありました。急いでるから帰りに見ます。道が急です。ジ
グザグに何回も曲がるようになりました。
空気がひんやりしています。くもったせいでしょう。それでも
登りは体が熱いです。大きな荷物は、下関駅のコインロッカーで
す。小さな袋に、水や着替えを入れて登っています。
身軽な分頑張りますよ。6人くらい下山者とすれ違いました。
山頂にまだ人がいるか気になります。どんよりしていたら寂しい
です。
夏の竜王山の時を思い出しましたが、ブヨが多くてうっとうし
かったです。今回はいないから助かります。
やがて稜線の鞍部になりました。狩音山(577m)との間の
地点です。案内板があります。ここからしばらくは、ゆるやかな
平地みたいなとこです。
きれいな鬼小屋があります。ずっと樹林帯でした。ここも展望
がないのに、小屋があるんですね。昔は北西方向が見えていたら
しいです。残り400mを切りました。
この先がかなりの急坂です。えーっとなるのですが、左にジグ
ザグ登る、細い道がありました。直登はきついでしょうね。何回
か息を整えて上にあがり、空が明るくなってきました。
鬼ケ城山頂です。13時44分は余裕があります。誰もいない
ので、独り占めです。どんより天気で寂しいです。まだ昼なのに
ね。あの竜王山が隠れていないから良かったです。
雲が動いてますが、吉見駅の方と黒井村駅の方が見えます。日
本海が見えるのがうれしいですよ。たまに雲に隠れます。長府方
向も見えるのですが、くもっていて瀬戸内海が見えないのが残念
でした。
山頂には八大竜王の石碑があります。三角点もあります。鐘が
あるので鳴らしてみました。賑やかになりますね。アセビとヤマ
ネコヤナギ、そしてスミレが山頂で咲いていました。
ちょっと休んで下山開始です。下りはスピードがでますが、余
裕だから急ぎません。同じ道を下りました。樹林帯はたいくつし
ます。
三合目の展望は、山頂からの景色と似ていましたが、ふもとの
民家が近くに見えました。まだ登ってくる人がいたのであいさつ
します。
登山口から車道歩きです。ため池は大きいですが、その向こう
に日本海が見えていたんですね。春の田園は花がいっぱいで楽し
いです。桜の花などをゆっくり眺めて、15時21分には黒井村
駅に戻りました。余裕で着替えもできました。
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